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佐久間正英さん遺作秘話 息子・音哉氏ら明かす

 先月16日に亡くなった音楽プロデューサーの佐久間正英さん(享年61)の遺作となった「Last Days」が、3月5日のCD発売に先がけて、きょう19日から配信がスタートした。

佐久間正英さんの遺作となった新曲「Last Days」の先行配信がスタート

佐久間正英さんの遺作となった新曲「Last Days」の先行配信がスタート

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 同曲のレコーディングは昨年12月13日、横浜のランドマークスタジオで行われた。入院していた病院から外出許可を得てスタジオ入りした佐久間さんは、ギター・ベース・ピアノを演奏。元JUDY AND MARY(以下JAM)のTAKUYAがボーカル&ギター、屋敷豪太がドラム、親戚の間柄だった乃木坂46生田絵梨花がピアノ&コーラス、息子の佐久間音哉氏がキーボードを担当。佐久間さんは8時間ほどスタジオに滞在し、ほぼノンストップでレコーディングが進められた。

 佐久間さんは「最後にもう一度大好きなTAKUYAと一緒にこの作品を仕上げたい」と願い、その想いを全うした。「Last Days」のマスタリング音源を自宅で確認し、OKを出した1月15日の深夜、他界した。

 恩師の熱い想いを胸に刻み込んだTAKUYAは「僕のソロでのデビューシングル『コイビト』、JAM唯一のシングルチャートNo.1『そばかす』、そして師との最後のセッション『Last Days』。この3曲以外にも佐久間さんとの思い出のレコーディングはたくさんあるけど、最後にソファーに倒れたまま、何度もサムズアップでいただいたプロデューサーOKを僕は生涯大事に、この先も佐久間さんにOKもらえるような演奏、音楽がんばります!」と誓う。

 ドラムを叩いた屋敷も「人間的にも音楽的にも包容力があり、知恵と才能を兼ね揃え世界でも通用出来る人でした。でも、日本の音楽シーンを盛り上げる事に本当の意味で命を捧げて来た人です」と追悼。息子の音哉氏は「『アルバム用にアンビエントテクノぽい曲を3曲作ってくれない?』 アルバム『Last Days』を計画していた彼は僕に曲のオファーをしてきた。結局アルバムは作れず、この表題曲が遺作になってしまった」と秘話を明かした。

 佐久間さんは生前、自身がプロデュースした曲の中から選曲・監修したコンピレーションアルバム『SAKUMA DROPS』を3月5日に発売する。BOΦWY「Dreamin’」、THE BLUE HEARTS「キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)」、GLAY「HOWEVER」、エレファントカシマシ「今宵の月のように」といった名曲群に、遺作「Last Days」を加えた全34曲が収められる。アルバムの特設サイトも19日に開設され、収録アーティストのコメントなどを掲載予定。

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  • 佐久間正英さんの遺作となった新曲「Last Days」の先行配信がスタート
  • 佐久間さんがプロデュースした曲の中から選曲・監修したコンピレーションアルバム『SAKUMA DROPS』(3月5日発売)

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