全聾（ろう）の作曲家として知られていた佐村河内守氏が12日、楽曲を別人が作っていた問題で、直筆で謝罪コメントを発表。自身の聴覚については「3年前くらいから、耳元で、はっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、言葉が聞き取れる時もあるまでに回復していました」と説明したほか、「私と新垣さんの関係は二人きりの秘密でした」と自身の妻にも嘘を突き通していたことを明かした。

　佐村河内氏は、自身と新垣氏の関係や音楽経歴について「新垣さんが話しておられるとおりです」と全面的に事実とした。さらに、作曲の偽りは「私と新垣さんの関係は二人きりの秘密でした」といい、「この嘘がバレてしまうと、身の破滅になると恐れていたので、妻にも誰にも話していません」と告白。「妻も新垣さんのことは知っていますが現代音楽の専門家なので作曲の仕方などを教えてもらっているとしか説明していませんでした」とした。

　これまで支えてきた妻をも欺いていたことに「私のせいで、妻にもつらい思いをさせています」と詫び、「妻が望むなら、離婚してもいいと思っています。そのことは妻の判断に任せます」としている。

　また、全聾としていた聴力については「全然聞こえなくなって、聴覚障害の認定を受けていたことと、3年前くらいまでは、聞こえていなかったことは、真実です」と主張し、「専門家によるきちんとした検査を受けてもいい」「その結果2級ではないと判定されたのなら手帳は必ずお返しいたします」と弁明した。