morph-tokyo（六本木）で対バンライブ「たまゆら」が開催され、PrizmaXやSECRET GUYZ、TOKYO BREMEN（Blan Blanc+らゆう）など計7組が出演。そのトリにボーカル＆ラップグループのWAZZ UPが登場した。

【写真】その他の写真を見る

　WAZZ UPは黒木メイサやw-inds.の楽曲プロデュースをはじめ、橘慶太ソロなど多数の著名アーティストへの楽曲提供を手掛けるJUNEを中心に、ラップ担当のsheep、ボーカル＆ラップを担当するkyo-heyからなる3人組グループ。昨年3月に発売されたデビューアルバム『WHAT’S UP?!』収録曲がUKの老舗ダンスミュージックレーベルのコンピレーションに収録されるなど、プロからもその楽曲センスの高さに評価を得ているミュージックシーン最注目グループだ。

　楽曲センスだけでなく、ライブからもその人気ぶりがうかがえる。昨年10月にライブ会場限定で発売された初のクリスマスソング『Christmas Time Again feat.K』に合わせて、12月23日には2部制のクリスマスパーティーを開催。どちらも完売と大盛況のうちに終了した。

　この日もWAZZ UP出番前までに6組のアーティストが熱いパフォーマンスを繰り広げ、すでに会場は熱気ムンムン。そんな中JUNEがリズムに乗せて「HANDS UP！」のコールで盛り上げていくと、一曲目の『Don’t Stop The Music』が始まる頃には、これまでの熱気にも負けないさらなる熱さが充満した。薄暗いステージ上にそれぞれがスポットライトを浴びて、大人の魅力漂う魅惑のステージ。kyo-heyの響く重低音にsheepの「SEY! WAZZ UP」のコール＆レスポンスで会場はすでに一体感が生まれる。

　そのままノンストップで『OH!』、『I Gotta Go』とWAZZ UPライブに欠かせないアップテンポな楽曲で畳みかけていく。3人の「Go! Go! Go! Go!」に合わせて、観客も手を上げてレスポンスに応えるなど、ますますヒートアップ。JUNEの伸びやかな歌声を軸に、kyo-heyのどっしりとした声が重なり、さらにsheepの心地よいラップに会場は音楽に酔いしれていく。あえて、最小限のダンスだけで見せるパフォーマンスは、リズムに体を任せられるまさに“音楽”と一体できる場だ。

　最小限だからこそ、見せ場の3人揃ったダンスは見逃せない。JUNEのまっすぐな目やsheepの挑発したような色香漂う雰囲気、kyo-heyの力強い歌い方も見どころだ。曲間にJUNEのキーの高い声が響いたり、sheep、kyo-heyの高い跳躍などメンバーもテンションは高い！続くピアノの音色が印象的な『Together』も、盛り上がり間違いなしのアッパーチューン。sheepとkyo-heyふたりによるラップも見どころだ。

　最後は「今日はみんなありがとう。最後、もうちょっと楽しんでいきましょう！」とJUNEの優しい声から『The Thing About U』へ。昨年夏に初披露され、まだ音源化されていないメディアムナンバーで随所に、観客とコールアンドレスポンスで盛り上がれる歌詞が盛り込まれており、会場の空気の一体感は更に高まる。優しくも力強い歌声に、3人のファルセットのハーモニーは圧巻。メンバー、オーディエンスどちらも余す力を出し切って、この日のライブは終了した。

　WAZZ UPの楽曲はすべてJUNEの手によるもの。作詞・作曲だけでなくアレンジなど総合プロデュースをするJUNEの多彩さもさることながら、JUNEの世界感を実現、スパイスを加える2人のパワーに圧倒されるばかりだ。

　なお、WAZZ UPは2月11日に南青山のFuture SEVENにて『WAZZ UP バレンタインパーティー2014』を開催予定。それに合わせて、新曲『KIMI・GA・SUKI』の発売が決定している。詳細は、WAZZ UP公式サイト（http://official.stardust.co.jp/wazzup/）まで。この日のライブではMCはなかったが、WAZZ UPはライブ中とMCのギャップも見もの。この機会をお見逃しなく。チケット購入はコチラから。http://l-tike.com/wazzup-ticket0211/
※先着受付※規定枚数に達し次第、受付終了。