声優で歌手の水樹奈々が19日、東京・有明コロシアムで7年ぶりとなる“ナナフェス”『NANA WINTER FESTA 2014』を開催し、前日と合わせて2日間計2万人を動員した。終盤には10thアルバム（タイトル未定、4月16日発売）に収録される新曲「Ladyspiker」を初披露したほか、夏の全国ツアーの日程も発表され、大歓声が沸き起こった。

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　会場の中心に据えられたステージに水樹がポップアップで登場すると、360度囲んでいた1万人のファンが一斉に立ち上がり、早くもお祭り騒ぎ。メインイベントの『あなたが選ぶNANAソンBEST10!』では、事前のファン投票で選ばれた人気楽曲を小林克也氏のナレーションによってカウントダウン形式で発表した。

　曲ごとに当時のライブ衣装に着替え、所属レーベル・キングレコードの三嶋章夫プロデューサーとの軽妙なトークをまじえながら発表されたランキングは10位の「POWER GATE」からスタート。1位には、2009年の『NHK紅白歌合戦』初出場時に歌唱し、昨年初の海外公演を行った台湾でも人気ナンバーワンだった「深愛」が選ばれ、水樹は粉雪のような光に包まれながら切なくも情熱的に熱唱した。

　後半には、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『水樹奈々スマイルギャング』の公開収録を行い、“罰ゲーム”として空気イスに挑戦して、そのまま床に崩れ落ちるユーモラスな一幕も。前日の18日公演では、もう一つのレギュラーラジオ『水樹奈々のMの世界』の公開収録も行われ、サプライズゲストとして小説家の京極夏彦が登場。ベストセラー『絡新婦の理』の一節を、著者の京極氏と生朗読し、一夜限りの美声コラボに会場中が酔いしれた。

　4時間を超すイベントの終盤、「重大発表」として10枚目のオリジナルアルバム（タイトル未定）を4月16日発売することを告げ、本作に収録される新曲「Ladyspiker」を初披露した。派手なマイクスタンド・アクションも飛び出すロックテイストのナンバーに会場の盛り上がりが最高潮に達するなか、2つ目のニュースとして、夏のライブツアー『NANA MIZUKI LIVE FLIGHT 2014』の開催を緊急発表。6月1日の山梨・富士急ハイランド コニファーフォレストを皮切りに、8月3日の横浜スタジアムまで全国11ヶ所で計14公演が行われる。

　水樹は「絶対7年後もやろうね！」と再会を約束し、4時間半におよぶお祭りイベントを締めくくった。

■『NANA MIZUKI LIVE FLIGHT 2014』日程
6月1日(日)：山梨・富士急ハイランド コニファーフォレスト
6月8日(日)：長野・長野ビッグハット
6月14日(土)：三重・三重県営サンアリーナ
6月15日(日)：三重・三重県営サンアリーナ
6月21日(土)：福岡・北九州メディアドーム
6月22日(日)：福岡・北九州メディアドーム
6月28日(土)：山口・防府市公会堂
6月29日(日)：鳥取・米子コンベンションセンター BiG SHiP
7月5日(土)：山形・やまぎんホール(山形県県民会館)
7月6日(日)：宮城・東京エレクトロンホール宮城
7月11日(金)：大阪・大阪市中央体育館
7月12日(土)：大阪・大阪市中央体育館
7月20日(日)：香川・さぬき市野外音楽広場テアトロン
8月3日(日)：神奈川・横浜スタジアム