声優・ナレーター・おしゃべり好きが集まる音声コミュニティ『koebu』を運営する株式会社カヤックが、同サービスに登録するプロ・アマ声優74万人を対象に「2013年ベスト声優」「2013年ベストアニメ」などアンケートを実施。『koebu』のユーザーが選ぶ、2013年“これがアツかった”ランキング結果は、2013年大ブームを巻き起こした『進撃の巨人』がアツかった声優・アツかったアニメで1位を占める結果となった。

『koebu』とは、74万人のユーザーが登録する国内最大の音声コミュニティサイト。プロ・アマチュアを問わず、誰でもブラウザ上から音声を投稿したり聴いたりすることができ、2013年12月現在で約350万以上の音声投稿がされている。さらに、アニメやナレーションなどのオーディションも毎月開催。これまでに、コンビニエンスストアチェーンの店内放送や落語CD、人気アニメなどにユーザーが声優として参加し、プロ声優やナレーターの輩出機関としても知られるサイトだ。

そんな“声”を仕事にする、仕事にしたいユーザーが2013年「アツかった声優」として推したのは“梶裕貴”。梶といえば2013年だけでも『絶園のテンペスト』（羽村めぐむ）に『BROTHERS CONFLICT』（朝日奈弥）、『ポケットモンスター XY』（シトロン）、『マギ The kingdom of magic』（アリババ・サルージャ）など挙げればキリがないほどの大人気声優。その中でもやはり『進撃の巨人』でのエレン・イェーガーの声を耳にした人も多いはず。納得の“アツい声優”No.1に輝いた。

続く2位となったのは神谷浩史。『夏目友人帳』の夏目貴志など心地よい声が特徴の神谷は『進撃の巨人』にも出演。リヴァイ兵長を担当した。3位には、瀬戸康史と北乃きいでの実写化が話題の『僕は友達が少ない』（映画は2014年2月1日より上映）アニメ版『僕は友達が少ないNEXT』で羽瀬川小鳩を演じた花澤香菜がランクイン。

4位には『Free!』（七瀬遙）に出演した島崎信長、5位に『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』で一ノ瀬トキヤ、『Free!』でも松岡凛役をこなした宮野真守が選ばれる結果となった。

ほか、『koebu』ユーザーが選ぶ「アツかったアニメ」には、『進撃の巨人』がこちらも堂々の1位を獲得。声優・アニメファンだけでなく、2013年大晦日に放送される「第64回NHK紅白歌合戦」においてアニメ『進撃の巨人』のオープニング主題歌を歌うLinked Horizonが登場するなど、日本全国での認知度の高さがうかがえる。

さて、「アツかったアニメ」ランキング第2位には、美少年ぞろいの高校男子水泳部の日々を描いた『Free!』。2013年7月の放送前から話題を呼び、七瀬遙が度々口にした「俺はフリーしか泳がない」は、2013年度アニメ流行語大賞で銅賞（3位）を受賞するほど。3位の『黒子のバスケ』は不動の人気といったところだろう。続く4位は『ドラえもん』の声として知られる大山のぶ代が『ドラえもん』以来およそ5年ぶりとなる声優復帰作としても話題となった『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』、5位は『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%』が2011年に放送された第1シリーズに引き続きアニメ第2シリーズもヒットした。

ほか、『koebu』ではゲーム、カラオケソング、マンガといった“2013年ベストランキング”を発表。また、2013年にkoebuに投稿されたすべての作品の中から「お題、声の各部門で一番輝いていた」と思われるものを投票で集めた「koebuアワード」も決定している。

■ランキング結果■

★2013年「アツかった声優」ランキング
1位　梶裕貴
2位　神谷浩史
3位　花澤香菜
4位　島崎信長
5位　宮野真守

★2013年「アツかったアニメ」ランキング
1位　進撃の巨人
2位　Free!
3位　黒子のバスケ
4位　ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation
5位　うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%
6位　物語シリーズ
7位　キルラキル
8位　境界の彼方
9位　マギ
10位 はたらく魔王さま！

※ランキング結果詳細は、koebuサイト上にも掲載。ほか、2013年アツかった“ゲーム”“カラオケソング”“マンガ”も発表。