愛媛のご当地アイドル・ひめキュンフルーツ缶が主演するドラマ『あすなろ参上！』がこのほど完成し、30日に愛媛・松山のライブハウス「サロンキティ」でライブ付きお披露目上映が行われる。さらに、スマホ向け放送局「NOTTV」で12月13日と20日の2週に渡って放映（両日とも後9：00〜9：50）、都内近郊でイベント上映されることも決定した。

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　ひめキュンフルーツ缶は、2010年8月に誕生した愛媛発のご当地アイドルユニット。16歳〜21歳の奥村真友里、河野穂乃花、岡村真衣、谷尾桜子、菊原結里亜の5人組で、地元のテレビやラジオ番組への出演、地元企業のCMキャラクター、各種イベント、キャンペーンなどにも引っ張りだこ。ライブでのハードパフォーマンスが口コミで評判を呼び、今夏メジャーデビューを果たした。12月18日に2ndシングル「モラトリアム」の発売も控え、全国的に人気を拡大させている。

　今回のドラマは、ひめキュンフルーツ缶のメンバーが、架空のアイドルグループ「アスナロA」を演じ、プロデューサーとともに成長する姿を描く全6話のアンソロジードラマ。7月に全編愛媛・松山で撮影された。

　フィクションでありながら、彼女たちの現実での活動をストーリーや演出に色濃く反映。アイドルファンの中でも定評のある、ひめキュンのライブパフォーマンスやライブを楽しむファンの姿も生き生きと捉えられており、実際にライブに参加しているような臨場感あふれる仕上がりになっている。

　さらに、“ゆるキャラグランプリ王者”のバリィさんをはじめとした、愛媛のゆるキャラたちも登場し、アイドルとゆるキャラのコラボーションが実現。劇中で展開される、ゆるキャラとの異色パフォーマンスも見どころとなっている。

　監督は、ももいろクローバーが登場した『NINIFUNI』を手がけた真利子哲也。別の企画のために愛媛を訪れていた真利子監督が、偶然、松山サロンキティでひめキュンフルーツ缶のプロデューサーと知り合い、「なんか面白いことをやろう」という提案に、「ひめキュンがゆるキャラを仲間にする話」と答えたことから始まった。現実とフィクションが融合した、まさに今を象徴するアイドルの姿を描き出した意欲作に仕上がっている。