“一人芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2014』の開催発表記者会見が12日、都内で行われ、出場予定の芸人らが出席した。今年3月の決勝大会で優勝した三浦マイルドに敗れ、涙をのんだアンドーひであきは「（知名度は上がったものの）しゃべらないとなかなかイジってもらえないことがわかりましたので、今年はもしかしたらしゃべりを中心に、体に頼らず…、今年こそは優勝目指して頑張りたいと思います」と意気込んだ。

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　アンドロイドのような動きでさまざまな人物などのものまねをするアンドー。初出場でいきなり準優勝した前回大会では、一切台詞を出さず音響だけでネタを披露し、注目を集めた。テレビ放送された決勝大会の翌日から仕事のオファーが殺到したというが、「テレビ出させていただいて生活水準あがって、ちょっといい部屋に引っ越したんですが、今、また仕事が減ってきているので、今回の優勝賞金500万円で一段階上がった生活を維持したい」と生々しい抱負を語っていた。

　今回は東京、大阪、名古屋、福岡に加え、沖縄で初の予選（1回戦）開催が決定。沖縄から早々と名乗りを上げた東出岳は、とても軽そうな鉄球を重たそうに回すパフォーマンスで「地方予選を経由して、必ずや2回戦、必ずや決勝へ進んで優勝したいと思います」。ソフトバンクホークスのユニフォームを身にまとい、福岡からエントリーする小川恵夢は見事なY字バランスを決めてアピールした。

　2002年に誕生した同大会も今年で12回目。『M-1グランプリ』を抜いて最も息の長いお笑いの大会となっている。エントリーはプロ・アマ・キャリア不問で、12月26日まで受付。12月24日より1回戦がスタートする。2回戦、3回戦、準決勝は東京と大阪で実施し、来年3月に行われる決勝大会の模様は関西テレビ・フジテレビ系全国ネットで生放送予定。優勝者には賞金500万円が授与される。

　会見にはほかに、同大会の常連でありながら勝ち抜けられないAMEMIYA、エハラマサヒロ、スリムクラブ・内間、タオ上よしえ、西村ヒロチョ、2700（ツネ、八十島）、藤崎マーケット（田崎佑一、トキ）、三ツ星ジョージ、MORIYAMAら出場予定の芸人と、今回は応援隊として関連番組『R-1ぐらんぷりへの道』（関西テレビ）に出演中の友近が出席。司会は、はりけ〜んずが務めた。