『AKB48グループ ドラフト会議 第3次オーディション』で決定した候補者29名が19日、パシフィコ横浜にて行われた『AKB48 32ndシングル『恋するフォーチュンクッキー』劇場版発売記念大握手会』会場にて、AKB48グループの全チームのキャプテンと初対面を果たした。また、初めてのファンとの交流となる握手会を初体験した。

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　『AKB48グループ ドラフト会議』とは、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48の全チームのキャプテン（AKB48：チーム4を除く3チーム、SKE48：3チーム、NMB48：3チーム、HKT48：1チームの計10チーム。SKE48はリーダー)が、各劇場支配人と協議の上、候補者の中から、自分たちのチームに必要な人材を指名し、新たなチームメンバーを決定するイベント。指名が重なった場合は、キャプテンが行う抽選によりチームが決定。ドラフト指名され、チームが決定した候補者は、各チームに加入し、「ドラフトメンバー」として活動する（各チーム毎の加入人数は未定）。

　9月22日に開催された『ドラフト会議 第3次オーディション』で選出された29名は、毎週末のレッスン、そして12〜14日に行われた合宿に参加。通常のオーディションとは違い、ドラフト生として、即チームに合流することから、「“こんなもんじゃないよ”というメッセージも含めて、より厳しくしている」（戸賀崎智信・AKB48劇場支配人）というレッスンをくぐりぬけてきた。この日の朝も5時半に集合してランニングを課せられるなど、ドラフトの日まで集中して鍛えられている現状だ。戸賀崎氏も「デビューできるかどうかもわからないのに厳しくレッスンされるのは精神的にきついと思う。基本的にはのびしろのある子しかいない。今あるチームをよりよくするためのメンバー候補」と一定の評価をしている。

　そして訪れた対面の瞬間。憧れのメンバーであり、自分たちを指名する立場のキャプテンたちとの初顔合わせに、緊張を隠せないドラフト候補たち。対するキャプテンたちもレッスン映像では見ているが、生の姿は初めてであり、興味深そうに、真剣なまなざしを送る。キャプテン12名全員が揃うのはわずかな時間のため、候補者が名前と年齢をひとりずつ発表したのみで対面は終了。この日キャプテン側からは、去り際にHKT48劇場支配人の指原莉乃が「頑張ってね」と声をかけるにとどまった。

　先輩メンバーたちとの対面の興奮も冷めやらぬまま、ドラフト候補たちは初めての握手会に突入。４つのレーンに分かれ、無料応募の抽選で握手の権利を得た数多くのファンを迎え入れた。既にメディアに登場し始めている候補者たちには、ファンから温かい激励の言葉がかけられ、それに応えるように候補者も、キラキラとして目で見つめ、両手で包み込むように手を握る。モチベーションの高いドラフト候補だけに、どのメンバーもAKB48グループの象徴とも言える握手会を楽しんだようだ。

　最後には集まったファンに全員が揃って挨拶。名前を呼ばれる候補者もいて、既にファンからもメンバーとして期待されていることを実感できたようだ。『AKB48グループ ドラフト会議』の本番は11月10日。あと20日あまりで、彼女たちの運命が決まる。