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“分裂”から“統合”へ 国内最大級アニメイベント『Anime Japan2014』が来年3月開催

 日本のアニメ産業及び、関連産業の発展と振興を目的とした新たな祭典『Anime Japan2014』が来年3月22日・23日、東京ビックサイトで開催されることが9日、発表された。毎年3月に過去12回開催されていた『東京国際アニメフェア[TAF]』と、2012年と2013年に開催された『アニメコンテンツエキスポ[ACE]』を発展統合させる形で、新たに組成した主催実行委員会の下、運営される。

記者会見には布川育司実行委員長と主催のアニメ関連会社19社・社団法人日本動画協会の代表が出席 (C)ORICON NewS inc.

記者会見には布川育司実行委員長と主催のアニメ関連会社19社・社団法人日本動画協会の代表が出席 (C)ORICON NewS inc.

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 2002年より東京都が主催するアニメイベントとして『東京国際アニメフェア』が開催されてきたが、2010年12月に東京都議会で成立した「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案」が過剰な表現規制に繋がるものとして、業界団体が反発。事実上の反対行動として『アニメコンテンツエキスポ』が企画され、2012年と2013年に開催された経緯がある。

 KADOKAWAの井上伸一郎氏は、「根本的な解決はしていないが、我々業界団体が自主的に運営できることが確認できた」と統合に至った経緯を説明。“東京都主催”のアニメイベントはなくなり、『東京国際アニメフェア』で表彰してきた「東京アニメアワード」は日本動画協会が引き継ぐ形で調整中。

 布川実行委員長は「国内外のアニメフェア、国内外ライセンシー・バイヤー等のビジネスユーザーに向けて、世界最大のアニメイベントを目指す。日本が誇るアニメのすべてが集う祭典にしたいという思いから、『Anime Japan』と名づけた。“アニメ”という言葉が、日本のアニメーションを表す言葉として広まったように、このイベントも世界最大のイベントとして世界中に広く認知目指す」としている。

 今年の『東京国際アニメフェア』(3月21日・22日がビジネスデー、23日・24日が一般デー)は4日間で総入場者10万5855人、『アニメコンテンツエキスポ』(3月30日・31日)は2日間で総入場者7万675人を記録。新しい『Anime Japan』では、2日間で出展ブース(展示・物販)やステージイベント、商談用のビジネスエリアを同時展開し、有料入場者数で10万人を目標としている。

 この日、都内で行われた発表記者会見には、布川育司実行委員長と主催各社の代表計20人が出席した。

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