俳優の田中圭（29）が3日、都内で行われた主演ドラマ『ノーコン・キッド〜ぼくらのゲーム史〜』（テレビ東京系）の制作発表会見に出席。劇中で15歳から45歳までの主人公・礼治を演じた田中は「15歳の高校生（役）は半ば諦めがある。29歳で15歳はできない、と。本読みの時に『これ、やるなら子役の方ですよね』って言った」と苦笑交じりに振り返った。

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　1983年から2013年現在に至るまでの30年間を実在のゲームを織り交ぜながら描く同作。1話ごとに年代が進んでいくストーリーで、15歳時の役作りには歯切れの悪かった田中も「全話見ると30年分がつながっている。礼治が成長していったとわかるように演じたつもりなので、全部見て欲しい」と胸を張った。

　礼治の同級生でゲームオタクの木戸を演じた浜野謙太は「僕自体、キモかわいいとよく言われてて、オタクの役が多いんですけど、今回はゲームで人を救ったり、ヒーローになれる役。自分でハマってるというのはあれですけど気に入ってる。大切にします」とホクホク顔だった。

　今作の見どころの一つは、「ゼビウス」や「バーチャファイター2」など懐かしのゲームが続々と登場すること。ヒロイン・高野を演じた波瑠は「『スーパーマリオ』をプレイしたのが初めてだったんですけど、やっぱり面白いんだなって思いました」と語るように、当時世代ではなかった人にもその魅力が伝わる内容になっているという。

　会見には共演の佐藤二朗も登壇。ドラマ『ノーコン・キッド〜ぼくらのゲーム史〜』は10月4日より毎週金曜深夜0時52分放送。