世界にアピールする原宿の街

 きゃりーぱみゅぱみゅの世界的な活躍とともに、ますます注目を集める日本の“カワイイ”文化。その聖地とも言える原宿・竹下通りに9月6日、新たな商業施設「CUTE CUBE HARAJUKU」が誕生した。海外からの観光客も視野に入れた新名所は、国内外へ向けた情報発信の場としても活用できそうだ。

きゃりーぱみゅぱみゅワールドツアー“カワイイ”文化に魅了される人々(13年3月11日号)


■毎週末にイベントを開催、新ランドマークを狙う

 9月6日、東京・原宿竹下通りの中心地にオープンした「CUTE CUBE HARAJUKU」は、「人・モノ・コトが集まり、つながるかわいいカルチャーの発信拠点へ」をコンセプトにした商業施設。規模は、地下1階から地上3階建てで、延べ1893平方メートルの敷地内に、原宿系ティーンから絶大な支持を得ているカジュアル系ファッションショップ「スピンズ」の最大級店舗や、H&Mグループのウィメンズブランド「MONKI」東京1号店、サンリオ初のティーン向けアンテナショップ「sanrio vivitix HARAJUKU」など、原宿になじみのある個性的なアパレルショップ、雑貨、飲食、全10店舗が入居する。外観のポップなデザインとオブジェは、原宿カルチャーの第一人者として知られるアートディレクターの増田セバスチャンが手がけた。

 三菱商事都市開発が建設した施設で、同社の担当者は「原宿は、どの世代もが10代、20代の頃に必ず憧れを抱く街。今の時代に即した施設で流行を発信する」と、原宿の新たなランドマークとしての狙いを語る。

 さらに毎週末には、『Zipper』『KERA』『mer』といった青文字系雑誌とのコラボ企画が次々に行われる予定で、スナップ撮影イベントや人気モデルの握手会などが開催される。観光地のど真ん中という好立地と、竹下通りでは最大級という約37mの間口の広さは、施設を知らない通行人にも強くアピールするだろう。

■アソビシステムの初店舗、情報発信と集客の受け皿に

 本施設で特に注目すべきは、きゃりーぱみゅぱみゅが所属するアソビシステムの初店舗だ。海外からの観光客を狙った新たな取り組みで、オープン日から10月14日まで期間限定での出店ながら、CDや限定オリジナルアイテム、同社の名前入りのキャップやマグカップ、日本土産用に箸なども販売し、ブランドをアピールする。

 「オープン日には約200人が来店してくださり、手ごたえは上々。原宿カルチャーを世界に発信することをベースにしている当社の認知拡大とともに、原宿の街の活性化にもつなげたい」(アソビシステム店舗担当/坂下雄康氏)

 さらに同店舗のもうひとつの狙いは、イベント来場者を店舗へ誘導し、ブランドのコアファンにつなげることだ。坂下氏は、「10月5、6日に開催する同社企画・制作のイベント「HARAJUKU KAWAII!!」とも連携させ、店舗で情報を発信し、イベント会場では店舗への集客を狙うなどして、双方の場でブランドをアピールします。店舗は、ファンの方の受け皿として機能させたい」と話し、この店舗がうまく機能すれば、ゆくゆくは地方への出店も検討したいと意気込む。

 世界へもアピールすべく、本格的な開発が進む原宿の街。今後も2015年には、竹下通りに三越伊勢丹ホールディングスによる「原宿ALTA」がオープン。さらに15年春には、原宿エリア・明治通り沿いの東急不動産商業施設「b6」跡地に、都市型商業ビルの開業も予定されている。原宿文化の進化にともない、こうした開発が広がれば、新しいコンテンツのアピールの場としての可能性も広がりそうだ。(ORIGINAL CONFIDENCE 13年9月23日号掲載)

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  • 原宿・竹下通りの中央に位置する「CUTE CUBE HARAJUKU」。毎週末、雑誌とのコラボ企画など様々なイベントが催されている
  • きゃりーぱみゅぱみゅが所属するアソビシステムの初店舗「ASOBI STATION」を10月14日までの期間限定で出店。同社限定のアイテムやブランド名を施したグッズなどで、国内外への認知を図る

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