現在、女性芸人の中でも1、2を争う人気の渡辺直美。昨今の“ポチャかわブーム”に乗り、さぞや公私ともに絶好調かと思いきや、「全くモテてないです。ポチャかわブームなんて言ってるのも男だし、デブとぽっちゃりの線引きも曖昧なんです」と、自身の思いを明かしてくれた。

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　様々なバラエティ番組に出演し、一定のポジションをキープしている渡辺。先ごろ放送された『FNS27時間テレビ 女子力全開2013 乙女の笑顔が明日をつくる』（フジテレビ系）でも司会の1人に抜擢されるなど、名だたる女性芸人の中でも一定の需要があるというのが一般的な評価と言えるだろう。だが、渡辺自身は「常に緊張してるし、失敗も多いから安定しているとは言えませんよね。うまーく編集してもらってるので面白いように映るときもあるんでしょうけど（笑）」と冷静に自己分析。だが徐々にではあるが、自身のやりたいことが形になったことも確かで、先ごろ自身の出身地である台湾の紹介本『渡辺直美のたら福まん腹』（光文社）を発売。「やっぱり自分にしかできないことをやっていこうという気持ちが高くなっていて、そういう状況で今回のような本を出せたのは嬉しかったですね！」。

■“デブ好き”を公言している男の彼女とか奥さんは、ほぼガリガリ（笑）

　渡辺といえば、『吉本べっぴんランキング』でも毎回上位にランクインし、ぽっちゃり体系の女性向けファッション誌の表紙を飾るなど、男性からの人気も上々だ。だが渡辺は「全然モテないです。あの雑誌も中を見たら、皆さんメッチャ可愛いですもん。私は芸人というクッションがあった上で（表紙になった）部分がありますから」といたってクールだ。

　 また、現在のポチャかわブームについても、男性が作り上げたものとキッパリ。「そもそも、男性が考える“ふくよかのレベル”って相当高いですよね。磯山さやかさんとか、そのレベルですよ」と、ポッチャリの“線引き”に苦言を呈する。確かに、男性目線でいうと、ヤセ型よりもふくよかな体つきの女性の方が好きだという意見の方が多いように見受けられるが、渡辺は「それはカッコつけで、幅広く女を抱きたいだけの口実です。“デブ好き”を公言している男の彼女とか奥さんは、ほぼガリガリですよ（笑）」と、その実態に鋭くメスを入れる。

　エセ“ポッチャリ好き”男性だけに苦言を呈しているわけではなく、“ぽちゃカワ”ブームに便乗した女性に対しても、渡辺は「私が同じデブに言いたいのは、デブだからって卑屈にならないでファッションを楽しんだりすればいいし、素敵な恋もいっぱいした方がいい。でも、だからといって甘えちゃいけないよ！ と。ブームだからと、無理してミニスカートとか履いたらダメ！って」と自身の思いを語る。世の男性陣で“ポッチャリ好き”を公言している方は、その発言にしっかりと責任を待たないといけないだろう。