来年に7代目中村歌右衛門を襲名する歌舞伎役者の中村福助(52)が4日、都内で襲名披露会見を行った。2001年に6代目が亡くなって以来、13年ぶりの復活に福助は「夢だと思った。ただ身の引き締まる思いです」と緊張の面持ち。それでも「歌右衛門という名跡が大きく、先祖たちに感謝している。精進して歌右衛門の名前に追いつけるよう、ただただ頑張るのみです」と意気込んだ。襲名興行は、来年3月に『三月大歌舞伎』をリニューアルしたばかりの新歌舞伎座で行うとし、演目はまだ未定としつつも「5代目6代目のゆかりの狂言をと考えています」と明かした。
福助は「プレッシャーがある」と何度も語り、重圧を実感している様子。6代目である叔父の歌舞伎を初めて見た際に「ハンマーで殴られたような衝撃を受けた」といい、「(それから)6代目を目標に憧れにして女形の道を進んできた」としみじみと回顧した。また、「(6代目から)とても厳しくお芝居について教えをたまわりました。今、こうしてやっていけるのも叔父のおかげです」と感謝を込めていた。
この日、同襲名が2011年に亡くなった父・中村芝翫さんの強い希望だったことを知られると「親子って照れがあるのか、父から直接聞いたことはなかった」と苦笑い。芝翫の名前を継がなかったことには「一端の寂しさはある」と本音を漏らすも「芝翫も大事な名前ですが、歌右衛門の名前に突き進むのが一番だと思っている」と前向きに話した。
同日は、来年に10代目中村福助を襲名する福助の長男・中村児太郎(19)の襲名披露も行われ、「生まれてから父はずっと福助だった。ありがたいと同時に成駒屋が大事にしてきた名前に恥じないようにしなければならない」と気を引き締め、福助は「皆さんから応援していただけるような、愛される役者になってほしい」と期待を込めた。
会見には6代目歌右衛門の長男・中村梅玉も同席。また、襲名興行は4月以降にも福岡、大坂、京都など各地で行う予定。
福助は「プレッシャーがある」と何度も語り、重圧を実感している様子。6代目である叔父の歌舞伎を初めて見た際に「ハンマーで殴られたような衝撃を受けた」といい、「(それから)6代目を目標に憧れにして女形の道を進んできた」としみじみと回顧した。また、「(6代目から)とても厳しくお芝居について教えをたまわりました。今、こうしてやっていけるのも叔父のおかげです」と感謝を込めていた。
この日、同襲名が2011年に亡くなった父・中村芝翫さんの強い希望だったことを知られると「親子って照れがあるのか、父から直接聞いたことはなかった」と苦笑い。芝翫の名前を継がなかったことには「一端の寂しさはある」と本音を漏らすも「芝翫も大事な名前ですが、歌右衛門の名前に突き進むのが一番だと思っている」と前向きに話した。
同日は、来年に10代目中村福助を襲名する福助の長男・中村児太郎(19)の襲名披露も行われ、「生まれてから父はずっと福助だった。ありがたいと同時に成駒屋が大事にしてきた名前に恥じないようにしなければならない」と気を引き締め、福助は「皆さんから応援していただけるような、愛される役者になってほしい」と期待を込めた。
会見には6代目歌右衛門の長男・中村梅玉も同席。また、襲名興行は4月以降にも福岡、大坂、京都など各地で行う予定。
コメントする・見る
2013/09/04