人気ユニット・ポルノグラフィティが13・14日の両日、静岡・つま恋で開催された所属事務所アミューズの創業35周年記念野外ライブイベントで大トリを務めた。AKB48風のアイドル衣装で登場したボーカルの岡野昭仁は「ポルノのことは嫌いでも、アミューズのことは嫌いにならないでください！　フライングゲット！」と名セリフを発し、最後は物まね芸人・キンタロー。のお決まりのポーズで会場を沸かせた。

　大トリの登場を心待ちにするファンの前に、突如キンタロー。が登場したかと思いきや、ステージに設置された巨大モニターに映し出されたのは、おかっぱ頭のカツラをかぶった岡野だった。ギターの新藤晴一も同様の格好で、つま恋が大爆笑に包まれるなか、ポルノは「DON’T CALL ME CRAZY」で口火を切った。

　余興は1曲目のみで、すぐさま岡野は「着替えます！」。公開生着替えを披露し、Tシャツ姿で再スタートしたポルノは「出落ちで終わるわけにはいかないので！　心を一つにして帰りたいと思います」と宣言し「メリッサ」や「ミュージック・アワー」などヒットナンバーを連発した。

　本イベント『Amuse 35th Anniversary BBQ in つま恋〜僕らのビートを喰らえコラ！〜』は、ポルノが毎年行っているバーベキュー大会に参加していた後輩アーティストを中心に実現。初日にはBEGIN、最終日には福山雅治と先輩アーティストも特別ゲストとして駆けつけ、新藤は「こんなに楽しかったら、またやりたくなるよね。みんながまた来てくれるのなら、やりたい」と次回の開催を熱望していた。

　アンコールではデビュー曲の「アポロ」を披露したほか、この日の出演者全員と「アゲハ蝶」を熱唱し、熱い夏フェスを締めくくった。2日間で合計5万人の観客を動員した同イベントには、FLOW、Perfume、flumpool、ONE OK ROCK、NICO Touches the Walls、WEAVER、高橋優、MIHIRO〜マイロ〜、MONOBRIGHT、多和田えみ、Hemenway、Rihwa、HaKUも出演した。

　この模様は、WOWOWで8月18日午後8時から4時間にわたって独占放送される。