ボーカルの宮本浩次の左耳の外リンパ瘻のため、昨年10月14日以降ライブ活動を休止していたロックバンド・エレファントカシマシが、約1年ぶりに再始動することが12日、わかった。昨年、活動休止をファンに報告した地、東京・日比谷野外音楽堂にて9月14・15日に復活ライブを行う。また、来年1月11日にはバンド史上最大規模となるさいたまスーパーアリーナでデビュー25周年記念ライブを開催することも決まった。

　デビュー25周年記念ドキュメンタリー映画『the fighting men’s chronicle　エレファントカシマシ劇場版』の初日上映となる同日、エレカシがついに復活の狼煙を上げた。聴力がほぼ失われる状態まで病状が進行していた宮本の左耳はほぼ回復し、ステージに満を持して帰ってくる。

　23年連続でステージに立ち続けているエレカシは、同バンドのコンサートの聖地ともいうべき場所、日比谷野音で“復活のステージ”。10月13・14日には、昨年やむを得ず中止になった大阪城野外音楽堂公演も行う。

　ボーカルの宮本は再始動に向け、公式サイトでコメントを発表した。以下はコメント全文。

「去年の十月十四日の日比谷の野音から約一年、ようやくコンサート活動に復帰することができることになりました。
左耳の聴力がほとんど失われてしまっていたことが嘘のように現在聴力はほぼ回復しました。
コンサートを休止していた期間、ファンの人達を始めいろいろな方から激励や心配のメッセージを頂きました。
エレファントカシマシを愛してくれてありがとう。
私はもう大丈夫です。本当にありがとうございました。
　さあコンサートが始まるぜ！
　みんな期待していてくれ！
　エレファントカシマシ ボーカル　宮本浩次」