俳優の鈴木亮平（30）が6日、自身の“恩師”とも言える俳優で映画監督の塩屋俊さん（享年56）が5日に急逝したことを受け、所属事務所を通じてFAXでコメントを発表した。

　鈴木は、モデル時代に塩屋さん主宰の俳優養成学校「アクターズ・クリニック」で経験を積み、俳優として成長した“愛弟子”と言える存在。恩師の突然の死に「塩屋さんは僕にとって、長年の演技の先生であり、人生の師であり、そして、東京の父親です」と回顧し、「今はただただ唖然とするばかりです」と信じられない様子。

　さらに、「最初に出会った時から、『世界に通用する役者になれる』『お前は俺の分身だ』と言われ、自分が『ステップストーン（踏み石）』になって次の世代を世界に出していかなきゃいけないと、いつも話されていました」と明かし、「映画『ふたたび』では主演に抜擢していただき、舞台『HIKOBAE』では、ニューヨーク・ロサンゼルス公演を経験させていただきました」と感謝を綴っている。

　塩屋さんは、きのう5日に舞台『HIKOBAE』の仙台公演のけいこ中に倒れ、急性大動脈解離のため、搬送された病院で死去した。