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『聖☆おにいさん』ユニークコラボでファン拡大

 『聖☆おにいさん』は、中村光の人気コミック。東京・立川市の安アパートを舞台に、“世紀末”という大仕事を終え、日本でバカンスを楽しむ「ブッダ」と「イエス」をコミカルに描く。現在も『モーニング・ツー』(講談社)にて連載中で、コミックは最新8巻まで発売。シリーズ累計売上部数は945.4万部(4月29日付)と大ヒット中だ。主人公は神といえども等身大で、「ブッダ」はTシャツを作るのが趣味、「イエス」は新しもの好きで衝動買いがやめられず、「ブッダ」にたしなめられながら共同生活を送っている。

 読者層はやや女性が多いが10代から40代と幅広く、「サラリーマンが全巻買いするなど、映画化を機にライト層の購入も増えてきたように感じます」(あおい書店六本木店 常田鮎美氏)と、さらに広がる傾向を見せている。

 こうした人気コミックのアニメ化の場合、いかに盛り上げてライト層を獲得できるかはプロモーション次第。本作は公式HPやTwitterと連動したチケット前売り特典や、クロスワードゲーム、数々の企業コラボなどがライト層にアピールしたようだ。

 「コミックは読まないけれど、アニメ映画には関心があるというライト層をいかに獲得するか。企業コラボの数々は、そういった方々の目につきやすい商品を狙って提案しました。作品の持つイメージやキャラクター性を壊さない範囲で、コラボするジャンルに関してはあまり制限を置かずに話していきました。また、観光協会や地元の方々が、作品を面白がってくださり、ユニークな企画を考えてくれました」(アニプレックス 企画制作グループ 宣伝部 南成江氏)。

 もともと立川市といえば、アニメやコミックに関心が高い街。今年2月公開の劇場版『とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』の舞台として、公開時に様々な企画が展開されたのも記憶に新しい。

 消費者の生活動線にフックを多くつくり、話題にしたくなるような情報をいかに拡散させることができるかが重視される今、フィクションである作品を、実在の場所で少しでも身近に感じたいのがファン心理。ファン目線のアイデアで、たくさんのプロモーションを展開した本作が、どう興行につながるのか。楽しみだ。(オリジナル コンフィデンスより)



関連写真

  • 5月10日に公開されたアニメ映画『聖☆おにいさん』
  • 原作の舞台となった東京・立川市では、駅周辺の様々な場所に映画のフラッグを掲出、立川高島屋ではコラボ弁当を販売された
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