17年ぶりの劇場作品『ドラゴンボールZ　神と神』（公開中）に、スペシャルゲストとして参加するロンドン五輪柔道女子57キロ以下級金メダリストの松本薫（フォーリーフ ジャパン柔道部所属）と、タレント・歌手の中川翔子が意気投合。インタビューの後編。

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■「スポーツと『ドラゴンボール』には共通するものがある」――松本薫

――『ドラゴンボール』の魅力とは？

【松本】悟空は強い相手が現れると「ワクワクする」と言う。そこに一番惹かれています。私も柔道の選手、アスリートなので、試合で勝つために闘っている。勝って、勝って、次も勝たなければいけないというプレッシャーから、試合に出たくないとくじけそうになったこともあったんですが、ちょうどそんな時に悟空の言葉を聞いて、強い相手と戦えることはすごく幸せなことなんだと気づかせてもらえたんです。今回、こうして『ドラゴンボール』に関わることができて、改めて私も初心に返ることができました。

【中川】『ドラゴンボール』がなかったら金メダルもなかったかもしれないんですね！　松本さんは自分より強い男性がいいですか？

【松本】（笑）。そこは強くなくてもいいです。夫婦げんかをした時に勝てればいい（笑）。

【中川】私はベジータとトランクスが大好きなので、本当にブルマになりたいと思っていました（笑）。『ドラゴンボール』に登場するのはいいオトコばかり。天津飯も、浮気するけどヤムチャも、ピッコロも…なので妄想するのが楽しい。付き合ってみたいキャラクターは誰ですか？

【松本】その目線はなかったですね。闘っていたんですよね。悟天には勝てるかなっとか（笑）。

【中川】まさか、闘いたいと思っていたとは！　『ドラゴンボール』に登場する女子キャラはブルマ、チチ、18号、ビーデル…、全員気が強い！　そこに今回の映画で松本さんが加わるんですね。

――改めて『ドラゴンボール』の魅力は？

【中川】初めましての相手でも『ドラゴンボール』の話題で盛り上がれる。世界中で長い期間放送されているので、国境も世代も超えて仲良くなれる、まさに世界平和の作品です。

【松本】スポーツにも共通するものがありますね。練習することや試合をすることで仲良くなれますし、海外でも『ドラゴンボール』を知っている選手は多いので、「か〜め〜は〜め〜波〜」とやると、やり返してくれるんです。

――『ドラゴンボール』ファンにメッセージを

【松本】ロンドン五輪後、柔道以外のことでいろいろな経験をさせてもらっていますが、すべては柔道につながっていくと思っているので、ゲスト声優のことも含めて、どれも大切にしていこうと思っています。

【中川】『ドラゴンボール』の歴史の中に、自分が生きた証が残せてうれしいです。いつか子どもに『ドラゴンボール』の映画に出ているんだよと話したいですね。子どもの頃、『ドラゴンボール』のエンディング曲「ロマンティックあげるよ」が大好きになって、私もアニメソング歌う人になりたいと夢をみながら歌っているとワクワクした。その夢が次の夢に広がって。人生で大事なことは全部悟空に教わっているなって思う。今作の映画体験がみんなの新たな夢につながるんじゃないかなって、思っています。

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