17年ぶりの劇場作品『ドラゴンボールZ　神と神』（3月30日公開）に、スペシャルゲストとして参加するロンドン五輪柔道女子57キロ以下級金メダリストの松本薫（フォーリーフ ジャパン柔道部所属）と、タレント・歌手の中川翔子。『ドラゴンボール』が大好きな2人に、その魅力を語ってもらった。

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■「松本さんは悟空に一番に近い女子」――中川翔子

　同作で松本は女性白バイ隊員役で、本人をイメージしたキャラクターが劇中に登場。中川は世界のバランスを保つ破壊を司る神・ビルス（山寺宏一）が、悟空のもとへ足を運ぶきっかけを与える“予言魚”を演じる。

――『ドラゴンボール』に出演するお気持ちは？

【松本薫】子どもの頃から大好きなアニメ作品に出演できるなんて、夢なんじゃないかと思いました。人生で初めてのことですし、多分柔道よりも緊張するだろうな、と。今回の出演をきっかけに、孫悟空に少し近づくことができると思えば、楽しみつつ、一生懸命、頑張りたいと思いました。アフレコはちゃんとできるか不安もありましたし、実際、何度も何度もやり直しましたが、いい経験になりました。

【中川翔子】ドラゴンボール新作映画の予告を『週刊少年ジャンプ』（集英社）を見て、感動にうち震えていたら、まさかのゲスト出演のお話をいただいて、生涯最大のミラクルキターー！ アルティメット感激でした!! トランクスや悟空、ベジータたちに会えると思うと、ここまで生きていてよかったと心から思いました。本当に、どんな言葉を持ってしてもこのうれしさと感激は表せません！

――『ドラゴンボール』が大好きという点で共通するお二人ですが、公開アフレコ（1月28日）で初めて顔を合わせて、どのような印象を持たれましたか？

【中川】紹介される前に、トイレで遭遇したんですよね。オリンピックの試合中の闘争心剥きだしな表情の印象があったので、「猫飼っているんです」と話しかけてくれたり、ニコニコ笑顔のギャップ感に惚れちゃいました。松本さんは公開アフレコは初めて経験することなのに、そこは格闘家、クールで動じなくて、さすがだなと思いました。

【松本】私も猫が好きで、『ドラゴンボール』が好きで…。同じものが好きならきっと気が合うなと、勝手に親近感を抱いていました（笑）。実際にお会いして、しょこたんみたいに自分を表現できる人に初めて会いました。照れもあるし、プライドみたいなものもあるし、なかなか素直に自分を出せない人のほうが多いと思うんです。うれしかったら、わ〜うれしいって素直に喜んで、涙もがまんしないでポロッと流せる。そんな自然にふるまえるしょこたんって、かわいいな、本当に素敵な方だなって思いました。

【中川】もったいなきお言葉。ありがとうございます。松本さんは悟空に一番に近い女子。地球人最強の戦士ってクリリンなんですけど、リアルな最強の戦士が『ドラゴンボール』に登場するなんて、こんなに面白いことはないと思います。