15日に肺炎のため亡くなった映画監督の大島渚さん(享年80)の告別式が22日、東京・築地本願寺で営まれ、音楽家の坂本龍一、ジャーナリストの田原総一朗らが弔辞を述べた。坂本は「あなたは僕のヒーロー。きょうあるのは大島監督のおかげです」と故人を偲んだ。
告別式のため、米・ニューヨークからきのう帰国した坂本は「大島監督。あなたは僕のヒーロー。たった一人で台本を抱え、私に会いに来てくださった。『映画に出てください』とおっしゃって。無謀にも、私に音楽をやらせてくださいと頼んで『お願いします』と即答してくれた」と、名作『戦場のメリークリスマス』の逸話を紹介。
さらに「きょうあるのは大島監督のおかげです」と感謝の言葉を述べ、「偉大な映画監督。偉大な人間でした。社会を厳しく叱る人間がいなくなり、日本はつまらない国になったかもしれません。あなたの全てにありがとう」と遺影に向かって語りかけた。
田原は「昭和が生んだ最大の芸術家。闘う芸術家。強烈な爆弾のような作品を作り続けた」と語り、「タブーとされる課題に次々に取り組んだ。大島さんは恐かったけど、心強い兄貴のような存在。逝かれて残念で仕方ない」と沈痛な面持ちを浮かべた。
ほかにも松竹の大谷信義代表取締役会長、作家の澤地久枝氏、映画監督の篠田正浩氏、日本映画大学の佐藤忠男会長が弔辞を捧げた。映画『御法度』に出演した松田龍平は、藤竜也の弔電を代読し「大島さん、あなたは偉大です。僕のヒーローでした。ロケ地、紋別よりオマージュを込めて」と読み上げ、「大島さん、僕からも。ありがとうございました」と頭を下げた。
告別式のため、米・ニューヨークからきのう帰国した坂本は「大島監督。あなたは僕のヒーロー。たった一人で台本を抱え、私に会いに来てくださった。『映画に出てください』とおっしゃって。無謀にも、私に音楽をやらせてくださいと頼んで『お願いします』と即答してくれた」と、名作『戦場のメリークリスマス』の逸話を紹介。
さらに「きょうあるのは大島監督のおかげです」と感謝の言葉を述べ、「偉大な映画監督。偉大な人間でした。社会を厳しく叱る人間がいなくなり、日本はつまらない国になったかもしれません。あなたの全てにありがとう」と遺影に向かって語りかけた。
田原は「昭和が生んだ最大の芸術家。闘う芸術家。強烈な爆弾のような作品を作り続けた」と語り、「タブーとされる課題に次々に取り組んだ。大島さんは恐かったけど、心強い兄貴のような存在。逝かれて残念で仕方ない」と沈痛な面持ちを浮かべた。
ほかにも松竹の大谷信義代表取締役会長、作家の澤地久枝氏、映画監督の篠田正浩氏、日本映画大学の佐藤忠男会長が弔辞を捧げた。映画『御法度』に出演した松田龍平は、藤竜也の弔電を代読し「大島さん、あなたは偉大です。僕のヒーローでした。ロケ地、紋別よりオマージュを込めて」と読み上げ、「大島さん、僕からも。ありがとうございました」と頭を下げた。
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2013/01/22