昨年の『ホリプロタレントスカウトキャラバン』(TSC)で審査員特別賞を受賞した唯月（ゆづき）ふうか（16）が、今夏上演のミュージカル『ピーターパン』で9代目ピーターパンに抜てきされたことが16日、発表された。唯月は「かっこよく、男の子っぽく見えるように演じたい」と大役に意気込んでいる。

　1981年の日本初演以来、毎年上演されている人気ミュージカルに、新たなピーターパンが誕生する。TSC受賞者では初代の榊原郁恵以来2人目で、唯月のTSC決選大会での歌唱力やステージ上での振る舞いのよさ、愛らしさが起用の決め手になったという。

　これまで笹本玲奈（5代目）、高畑充希（8代目）らミュージカルスターを輩出してきた『ピーターパン』。唯月は「すっごくうれしいです。でも、大きな舞台ですし、主演としてちゃんとできるか不安」と吐露するも「観ている子どもたちに、将来ピーターパンになりたい！　って言ってもらえるよう頑張ります」と使命感を燃やしている。

　唯月は、所属事務所の大先輩・和田アキ子から芸名を付けられた期待の新人で、現在テレビ東京系ダンスバラエティー番組『踊RI場』に出演中。同ミュージカルの見せ場でもあるフライング同様に、今まさに大きく羽ばたこうとしている彼女の今後に注目が集まる。

　“唯月”ピーターパンがお披露目されるミュージカル『ピーターパン』は、7月より上演。