女優の小島藤子が、2冊目となる写真集『FUJIKO』の発売記念握手会を16日、紀伊國屋書店サザンシアター店で開催した。イベントでは19歳の誕生日も祝われ、「まだ子どもなので、子どもらしく来年も楽しんでいけたら」と、最後の10代を楽しみたいという気持ちを語った。

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小島はいじめ役に徹した2009年放送のドラマ『小公女セイラ』（TBS系）で注目を浴び、2012年はドラマ『スプラウト』（日テレ系）、映画『悪の教典』に出演。さらに、CMや雑誌などでも見る機会が増え、ブレイク必須の若手注目女優だ。

前作から、約3年ぶりに制作された今回の写真集は、グアムで撮影。「4泊5日で（スタッフ）みんなでのんびりしながら撮影して、景色もきれいで、グアムの人と触れ合う機会もすごい多かったんです。すごい良いところで、ちょっと人生観変わったなと思いました」と初めて訪れたグアムでの撮影は、世界観が変わるほどの影響を受けたそうだ。

「東京はグアムとかに比べるとせかせかしているというか、時間に厳しかったり。それは良いことだと思うんですけど、グアムでは時間とかが全体的にゆっくりしていて、気持ちの良い場所だったんです。現地の人もみんな優しいというか、まったく知らない人でも『やぁ』って話かけてきたりして。あったかい国だな〜って」

のんびりした雰囲気の中で撮影したという写真集の中身は、楽しそうなカットや変顔をした面白いカットなどもふんだん。「変顔は、私が気付かないうちに撮られていたものなので、けっこう素です（笑）。本当にブラブラってしているときに、カメラマンさんに撮られて。できあがったのを見たら、『あれ？ 変顔が載ってる！』って」と、知らないうちに撮られた恥ずかしい“素”のショットが収められてしまったそうだ。

また、「今日、19歳を迎えて、来年20歳なんですが、それに向けて“今までよりは大人の雰囲気を醸し出せたらいいな”という目的で写真集を撮ってもらっていたので、大人っぽいシーンも増えました」とアピール。お気に入りのカットも大人っぽい雰囲気だが、撮影中は大人っぽさとは程遠かったようで、「お気に入りのこれは、若干遊び疲れた感じの顔で。遊び疲れて、ちょっと一息ついてるときの写真です。写真だけ見たらちょっと大人っぽく見えるんじゃないかなって」と裏話を告白。

この一年、出演作品も多くなった小島。プライベートでも「今年高校を卒業して、大学には行かずに仕事に専念させてもらってますが、学校に行かないのは私の中で大きくて、ぽっかり穴が開いた感じ」と大きな変化。「学校がなくなったことで、仕事に集中もできるように。全体的に見る世界観が変わったかなと。お仕事もすごい楽しくなって、仕事で海外や地方に行く機会が多い一年で、そこで会った方たちと接して、やっぱり仕事って楽しいなって思いました」と自分を振り返る年にもなったようだ。

ちなみに、この日が誕生日という小島に誕生日プレゼントについて聞いてみると「アコースティックギターを買ってもらったんです。ずっと欲しくて、趣味でやりたいなと思ってて。音楽が好きで、ギターをやりたかったので、誕生日よりもかなり早い段階で買ってもらって（笑）」と。さらに記者から「今後、歌手活動も？」と聞かれると「歌はあまり得意じゃないので、弾くほうで」と控えめなコメントを残した。

最後に19歳になっての今後の抱負について「来年で20歳で大人になるので、“もうちょっとしっかりしてかなきゃ”っていうのはあるんです。けどその反面まだ子どもなので、子どもらしく来年も楽しんでいけたらなと思っています」と最後の10代を楽しんでいく予定だ。

なお、現在発売中の月刊デ☆ビュー1月号に小島藤子が登場。特集『学園モノはブレイクNEWフェイスの宝箱』にて、映画『悪の教典』についてのインタビューが掲載中。