最も面白い漫才師を決定する『THE MANZAI 2012〜年間最強漫才師決定トーナメント〜』で2代目王者に輝いたお笑いコンビ・ハマカーンが16日、生中継した東京・台場のフジテレビで会見した。ツッコミ担当の神田伸一郎といえば、姉がタレントの神田うのとしても知られる。神田は「きょう『決勝観てね』と言ったら『旦那のバースデーパーティーだから録画するね』と言われた。録画で観てくれるでしょう。今は姉の愛情が姪っ子にいっているので、これで弟にも来てくれるかな」と苦笑交じりにアピールした。

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　最終決戦では千鳥、アルコ＆ピースを下し、出場1740組の頂点に立ったハマカーン。初代王者のパンクブーブーに続き、栄冠を手にした浜谷健司は「ツイてたなというのが率直な感想」と興奮交じり。優勝決定時に思わず男泣きした神田は「信じられない」と喜びを噛み締めた。

　ハマカーンは、一般視聴者票を獲得した千鳥、アルコ＆ピースに入れた秋元康以外の全審査員から票を集めてダントツの優勝。神田は「去年は（決勝大会の）Bブロックで1票しか取れなかったのでうれしかった」とファイナルラウンド進出前も泣きそうになったと明かし、浜谷は「去年とネタが変わったんですよ」と勝因を分析した。

　ハマカーンが所属する事務所には、昨年の同大会をきっかけにブレイクしたHi-Hiやオードリーを擁しており、神田は「2組とも自分の漫才で結果出してたので、いい目標だった」と今回の結果に満足げ。優勝賞品として与えられる同局のレギュラー番組に浜谷は「『いいとも』とか、あるんですかね？ 明るい番組に出たい」とおねだりしていた。

　2人の喜びの会見には、最高顧問を務めたビートたけしと司会のナインティナインも同席。ファイナルラウンドについてたけしは「この3組が出てきたのはわかる。でも、他の2組は（ネタの）頭の方をトチった。実力は変わらないけど、ハマカーンが現場の雰囲気がハマったね」と寸評した。

　さらにたけしは、決勝大会にコマを進めていたM-1王者のNON STYLEを例に挙げ「おもしろいけど、こういう大会は初めて観る方が、新鮮な方がウケるんだよ。見慣れてるのがかわいそう」と語り「俺みたく見慣れてるけど前科があるとか、そういうのしないと駄目だ」と毒舌たっぷりに出場芸人をぶった切っていた。