10日に亡くなった女優・森光子さん（享年92）を偲び、NHKでは総合・Eテレ・BSの各チャンネルで特別番組を放送することが決定した。

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　総合テレビでは、18日にNHKアーカイブス『追悼　森光子さん　〜“放浪記”と歩んだ女優人生〜』として、紅白歌合戦の司会などアーカイブスに残る足跡を辿りながら、ゆかりのゲストとともに語りあう。出演は女優の黒柳徹子、俳優・演出家、絵本作家でもある米倉斉加年ほか。2005年5月に放送されたNHKスペシャル『森光子 “放浪記”大いなる旅路』（52分）もアンコール放送する。

　Eテレでは、05年5月に放送された『劇場への招待「“放浪記”林芙美子作品集より」』を18日午後3時より再放送。劇作家・菊田一夫が作家・林芙美子の半生を劇化した舞台『放浪記』は、菊田によって才能を見いだされた森さんが初めて舞台の主役を務めた作品でもある。2005年の舞台映像を放映。

　BSプレミアムでは、2008年9月に放送された『100年インタビュー「森光子」』を19日午後4時より再放送。100年後の日本人にも伝えたい、芸歴74年、下積み時代も含め、森さんが貫いてきた女優道に迫る。20日午後3時からはハイビジョン特集『女優・森光子　89歳の肖像』。2009年5月、放浪記2000回公演という偉業を達成し、国民栄誉賞に輝いた森さんのこの1年に密着。森さんが初めて執筆した自叙伝を朗読しながら、率直な想いを語る。