2006年トリノ五輪に出場した元スノーボーダーの今井メロ（24）が19日、自叙伝『泣いて、病んで、でも笑って』（21日発売／双葉社）出版会見を都内で行った。同著では2度の離婚や整形、風俗嬢体験、心の病などを赤裸々に告白。「新たな気持ちでスタートする」ため、今井は「スノボ講師としての免許を取得したいし、タレントとしてもやっていけたら。憧れは女優さん」と今後の活動について意気込みを語った。

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　8月に2度目の離婚をし、2児のシングルマザーとなった今井。出版にあたり「2児の母だし、控えた方がいいかと涙した」と葛藤したが「こういう人間もいると知ってもらえて、悩んでいる人の糧（かて）になったら。もしかしたら救われる気持ちになるかもと思った」と呼びかけた。

　トリノ五輪で結果が出せず予選敗退。バッシングに遭い、自傷行為や夜の世界に浸った日々が、今までの人生で「つらかった」と振り返る今井。ただ、幼少期からコンプレックスだった顔を整形し、目を二重、鼻筋を通す手術を施したことで「前向きになれた。顔をキレイにしたことで心もキレイになって、気持ちに余裕が持てるようになった」と胸を張り、笑顔を見せる余裕も。

　2度目の離婚原因は「私が未熟だった」と苦笑。再び女手ひとつで2人の子を養う立場になったが「過去に生活保護の受給をしてて申し訳なかったけど、乗り越えて、またそうならないように、今を大切に、貯金して、子供のために笑顔を作ることが大切」と力強く語った。

　今後はスノボーのインストラクターとしての活動を目指すと共に、芸能活動も行なっていく予定。「いろんなものに興味がある。まずは与えられる仕事があるなら、真剣に取り組みたい。戸田恵梨香さんや上戸彩さん、一番は天海祐希さんに憧れる」と新たな夢を口にしていた。

　今井は、25日放送のバラエティー番組『嵐を呼ぶ！ あぶない熟女』（TBS系）に出演が決まっている。