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阿久津愼太郎&井上正大、フレッシュなコンビで男同士の友情描く

 BS朝日で放送中のドラマ『青空の卵』(毎週土曜 深1:30)が面白くなってきた。“引きこもり探偵シリーズ”として知られる覆面作家・坂木司氏の同名小説のドラマ化。人気俳優集団D-BOYSの弟分“D2”のメンバーとして活躍する阿久津愼太郎と、『仮面ライダーディケイド』(2009年、テレビ朝日系)で人気を博した井上正大がダブル主演している。

BS朝日で放送中の『青空の卵』にダブル主演する阿久津愼太郎(左)と井上正大(右)(撮影:泉三郎)

BS朝日で放送中の『青空の卵』にダブル主演する阿久津愼太郎(左)と井上正大(右)(撮影:泉三郎)

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 阿久津が演じるのは、自称「ひきこもり」のコンピュータープログラマー・鳥井真一。井上が演じるのは、そんな鳥井を外の世界に連れ出そうとする友人の生命保険会社勤務の会社員・坂木司。2人とも、なかなかのはまり役。陰と陽のような2人そろって、持ちつ持たれつな関係を外連味なく演じている。

 ミステリーの古典『シャーロック・ホームズ』になぞらえるなら、推理も冴える鳥井がホームズ、物語の語り部でもある坂木がワトソンのような役回り。物語は、2人の周囲で巻き起こる事件の謎を、鳥井の天才的な観察眼と、坂木の行動力で解き明かし、さまざまな人と出会うことによって成長してゆく姿も描くミステリー。現代日本の若者の等身大の姿や、男同士の友情といった要素も熱く描かれている。

 撮影中、井上は「鳥井と坂木の関係性がすごくいい。心と心でぶつかり合える壁のない関係。友達っていいものだなあ、と思えるような作品にしたい」と語っていた。「僕にも親友と呼び合える友達がいる。親友と一緒なら何やっても楽しい、何でもできる気がする、力が湧いてくる。坂木は、自分に重なるところがあって、演じていてすごく楽しい」。

 一方の阿久津は、「僕自身、初めて友達ができたのは中学校の時だったから、人と関わることが苦手な鳥井がオーバーラップした。僕は、コミュニケーション障害、いわゆる人見知りなんです」と、普通なら恥ずかしくて、さらけ出せないようなことを淡々と話す。「友達ができた思った時、最初は戸惑った。全く興味がない相手よりも気を遣うし、友達のリアクションをどう理解したらいいのかわからなくて…」。今はどうなのかと聞くと「最近は芸能界の荒波に揉まれて、だんだん大丈夫になってきました」と答えた阿久津。実にユニークなキャラクターだ。

 互いの印象について、阿久津が「撮影初日を終えた時、井上さんと共演できてよかったと思った。井上さんとだったらいい作品が作れそうだと確信しました」といえば、井上は「何も出ないぞ」と照れ半分、「最初は話しかけにくいと思ったけど、話し始めたらめちゃくちゃ面白い。個性的で、こんないい人いるんだって思った。僕のツボにズバリはまりました」と話した。撮影を通じて、深みを増していった2人の絶妙なコンビネーションが、劇中の鳥井と坂木として躍動する。

 8月11日放送の第3話は、第1話で鳥井と坂木がスーパーで出会った謎の女・巣田(黒川芽以)は何者なのか、これまでの彼女の態度や行動から、鳥井はその素性を次々に暴いていく。そして、男性を付け狙う「月夜の魔女」と呼ばれる女性ストーカーの事件の真相も、次第に浮き彫りになっていく。

関連写真

  • BS朝日で放送中の『青空の卵』にダブル主演する阿久津愼太郎(左)と井上正大(右)(撮影:泉三郎)
  • インタビュー中の阿久津愼太郎(左)と井上正大(右)(撮影:泉三郎)
  • BS朝日で放送中の『青空の卵』第3回(エピソード1/月夜の三重奏3)の場面写真。鳥井(阿久津愼太郎・中央)の家を訪ねてくる巣田(黒川芽以・右)、左は坂木(井上正大)(C)「青空の卵」製作委員会

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