ホンダは20日、使用済みのハイブリッド(HV)用ニッケル水素バッテリーから抽出したレアアースの再利用を今年中に開始すると発表した。
使用済みニッケル水素バッテリーに含まれるレアアースを量産工程にて80%以上回収できる同技術は、日本重化学工業社と共同で研究を行い今年4月に世界で初めて確立。これまではニッケル含有スクラップをステンレス原料としてリサイクルしていたが、同技術により鉱山から採掘・精製したものと同等純度のレアアース抽出が行えるようになった。
抽出されたレアアースは再び、ホンダ車のバッテリーなどの部品に再利用される。同車は今後「HV用モーターやリチウムイオン電池などからもレアアースを抽出することを目指す」としている。
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2012/06/20