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相葉裕樹主演オフ・ブロードウェイミュージカル『リトルショップ・オブ・ホラーズ』開幕!「アホな2人に見えれば正解!」
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同作品は、B級テイスト溢れる娯楽映画を舞台ミュージカル化し、1982年にNYで幕を開けて以来、根強い人気を誇るオフ・ブロードウェイミュージカル。舞台はニューヨークのダウンタウン、スキッド・ロウ。そこで小さな花屋を営むシーモア（相葉）は、同僚のオードリー（フランク）に密かに思いを寄せていたが、オードリーにはサディストでクレージーな歯科医の恋人オリン（新納）がいた。しかしある日、シーモアがひょんなことから、奇妙な花を手に入れたことで、事態は急変する。ROCK、ゴスペル、ロマンティックなバラードと、バラエティ豊かなミュージカルナンバーにのせて繰り広げられる、ちょっとコミカルで、ちょっと可愛くて、ちょっとコワい、人喰い花と人間たちのハートウォーミング・ホラーストーリー。
今回、主人公・シーモアを演じる相葉は「想像を絶するプレッシャーを感じてます。舞台自体も1年以上ぶり。必ず成功させなきゃいけない！という想いや、この作品の重み、この役の重みとかもすごくて……」とちょっぴり弱気な部分も見せたが、「でも、もう初日を迎えるので、今はお客さんが楽しんでくれることが一番だと思ってます。そのためには僕らが楽しんでないと、お客さんも楽しめないと思うので、ここまできたら、自分が楽しく、思いっきりやるしかない。精一杯やります！」と力強くコメント。そんなシーモアが想いを寄せるオードリー役に抜擢された、新人女優のフランク莉奈は「劇場入りしてから、緊張しっぱなしなんです」と緊張気味。しかし「でも舞台に立って、セリフを言ったり、歌ったりすると、初日に向けてどんどんわくわくした気持ちが1秒ごとに高まっています」と笑顔で意気込みを語った。
今回が初共演となる相葉とフランク莉奈。お互いの印象を聞かれると相葉は「不思議な子だなと。“18歳ってこんな感じだったっけ？”って思うくらい、すごくピュア。違う角度で球を返してくるというか、意図してない答えが返ってくるというか、“ああ、そう捉えたの？”みたいな時があったりして、面白い」と話し、「芝居の相性はどうみえてるんでしょう？」と新納に問うと、「バカ2人みたいに見えます」と新納が即答。すると相葉は「ああ、ソレは正解です。アホみたいに見えてればいい（笑）」とニッコリ。一方のフランク莉奈は「（相葉は）優しくて面白い人。先輩だけど戦友でもあると勝手に思っていて、2人初演でやらせていただいているから、いろんな話も聞いてくださったり、アドバイスも下さったり、相手役が相葉さんみたいな優しい人でホントに良かったと思ってます」と、コンビネーションもバッチリの様子。
2010年に上演された同作品では、DAIGOと安倍なつみがシーモアとオードリーを熱演。その前作に引続き、オリンを演じる新納は「前回はDAIGOとなっち。その2人は意外と歳いってたんですよ（笑）。この2人以外のカンパニーはまったく同じメンバーのまま2年歳をとって、ここの2人がガラっと若返った」と話し、「演出家から連日連夜いっぱい言われてて、よくへこたれずにここまで来たなって関心してます」とコメント。さらに「僕だけでなく、カンパニーのみんながこの作品を愛してるんです。この2人がよく見えないと作品全体がよくならないって、みんなわかってるんで、みんな心を鬼にして……。だから演出家だけじゃないんですよ、四方八方から「ああしたほうがいい」「こうしたほうがいい」って、いろんな人に言われて……。でも、それはみんなが作品を愛しているが故で、“2人がとにかくよく見えないと！”っていう、意思の元だったんですよ。すごく怖い先輩に怖いことを言われたこともあったと思いますけど、愛が故だったんだよ!?」と初演の2人にみんなの想いを告白。
それに対して、舞台に向けて体力作りをしていたという相葉だったが「体力作りしてたけど、稽古に入って、5～6kg落ちました。もともと小食だったけど、稽古に入ったらご飯があまり食べられなくなってしまって。でも、気弱でダメダメな男のコの役なので、役のため……にしておきます（笑）」と話すと、新納からも「初めて会ったときから、なんかちっちゃくなった（笑）」と言われ苦笑い。同じく、稽古に入って何か変化はあったか？と聞かれたフランク莉奈は「髪を切りました」とちょっとズレたコメントをすると、すかさず新納から「なんだソレ（笑）」と突っ込まれ、「自分を引き締めるために、わりと長かったんですが、バッサリ切りました……意味わかんない。どうしよう」と混乱。新納に「初めて会ったときより、ちょっと日本語がダメになってる」と言われ、報道陣からは笑いが起きた。
最後にこの作品の見どころに対して、相葉は「シーモアがオードリーに想いを寄せていて、その想いをようやく伝えるシーンがあるんですけど、そのシーンはかなりキュンとくるポイントなんじゃないかと思うので、是非見て欲しい」と語り、フランク莉奈は「稽古の一番最初に、演出家の松村先生に「オードリーの大ボケ加減は、“リトショ”のカラーを作る」って言ってくださって。稽古期間ずっと考えてやってきたので、その抜けっぷりというか、自分では普通にしようとしてるけど、実はすごい抜けててズレてるキャラクターという部分を見て欲しいです。あとは、歌がすごくステキなので、そこも是非、見ていただきたいです」と作品の魅力をアピールした。
オフ・ブロードウェイミュージカル『リトルショップ・オブ・ホラーズ』は、6月20日まで下北沢・本多劇場にて上演中。そのほか、6月29日に大阪・森ノ宮ピロティーホール、7月7日に神奈川・神奈川県民ホール、7月13日に北海道・札幌市民ホールで上演される。
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提供元：
2012/06/11
