• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

大塚 愛、「自分は、天邪鬼」!? 第2弾絵本の制作秘話明かす

 シンガーソングライターの大塚 愛が2年ぶりとなる絵本『ネコがスキになったキライなネコ』(講談社)を発売した。絵本デビュー作となった前作同様、自ら構成、イラスト、文章すべてを手掛けた力作。ORICON STYLEのインタビューでは制作秘話のほか、生活環境の変化、楽曲に対する想い、自分の性格について語ってくれた。

【写真】その他の写真を見る


 本作はデビュー作『ネコが見つけた赤い風船』に続きネコが主人公となっており、いつも嘘ばかりついて友達のいない主人公・トビが、海街にやってきたポロと出会い、次第に心を通わせていく物語。一見、自由に描けるように思える絵本制作は、製本時に絵や文字が切れないように既定の範囲内に描くなど多くの規定があり、1作目では苦労も多かったという。2作目ではだいぶ慣れたものの「決められたなかで描くっていうのがホントに苦手で。何度も肩こりに悩まされた」と苦笑する。それでも、「1作目よりいいと思えるものを作りたい」と何度も何度も描き直し、「根性がすごいので必ず前回のラフコンテを上回って描き上げてくる」と担当編集者をうならせた。

 ただでさえ大変な絵本制作だが、前作とは環境も変わり「ちょっと手が離せる時にすかさず書く」といった具合に子育ての合間を縫っての作業に。「私の職業は何だったかしら? とわからなくなって。紙も増えるし、子供がペンで遊ぶのであっちこっちに転がってたり。だんだん『毎日かあさん』みたいな気分になってきて、私漫画家だっけ・・・? みたいな(笑)」と、人気漫画『毎日かあさん』を彷彿させるパワフルな日々だったと明かす。

 本作は未発表楽曲「ごめんね。」が原案となっており、絵本購入者のみが特典として購入できる。同曲のモチーフは2年前にあり、今回、絵本に合わせて完成された。最近も多くの楽曲を作っているという大塚。以前とはさまざまなことが変わり、作る楽曲のテーマや曲調も異なってくるのかと思いきや、「特に変わりはないですね」とあっさり。「結婚した時に、より『ハッピーな曲が増えるんじゃないか』とかファンのみんなの声はあったんですけど、そういうことを言われると逆にグロテスクなことを書きたくなる天邪鬼なところがあって。ハッピーな曲は出したくないなって思ったり、ちょっと面倒くさい性格」と茶目っ気たっぷりに微笑む。

 最後に、絵本の中でトビたちが願い事をする“クラゲ流れ星”にちなみ「今、願い事がひとつ叶うとしたら?」という質問をぶつけてみると、笑顔で「この子が5人になって欲しい! 2人目3人目ということではなくて、この子が5人欲しい」と即答。アーティストとして、母として、背負うべきものが増え、輝きを増す大塚 愛のこれからの活動に注目だ。

関連写真

  • 大塚 愛
  • 2年ぶりの絵本『ネコがスキになったキライなネコ』(講談社)
  • トビたちが願い事をする“クラゲ流れ星”
タグ

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索