オリコンニュース

アーティストのブランディング手法としてのODS

 昨年、ユニバーサルJが企画・製作・配給までを行った映画『RUN60』の続編が4月18日よりMBS他で連続テレビドラマとして放送開始になった。同レーベルでは2010年よりODS事業を本格化させており、映画館でのライブの上映だけでなく、超新星や吉川友、ぱすぽ☆などアーティストの主演映画の製作にも着手。『RUN60』もその一環として製作され、映画とコラボレーションしたミュージックビデオ(MV)を製作するなど様々なトライを行ってきた。

ユニバーサルJが企画・製作・配給までを行った映画『RUN60』

ユニバーサルJが企画・製作・配給までを行った映画『RUN60』

写真ページを見る

この記事の写真はこちら(全2枚)


「音楽業界全体が360度ビジネスを掲げているなか、ユニバーサルJとしては「アーティストディベロップメント」を軸にシングルヒットを目指します」(ユニバーサルJ 楮本昌裕氏/以下同)そのための重要な土台となるのがODS事業であるという。「ODSは音楽を伝えるためのわかりやすいプラットフォームという考え方です。CDに封入されているライナーノーツに近い考え方で、「映像」は音楽を伝える方法論のひとつと捉えているんです」

■注目のODSは音楽を伝えるためのプラットフォームに

 同社のODS戦略は、興行を中心に置きながらも、収益を関連するイベントやマーチャンダイジング、映像商品などを含めトータルで回収していくという考え方。トータルで捉えれば、例えばMVにかける費用を増やしても不足分を他のチャンネルで回収できるため、作品のクオリティ向上につながるというメリットもある。あくまでも音楽プロモーションの手法のひとつであり、音楽を絡めた新しいコンテンツを開発することで、アーティストのブランディングを図っていくという。

「映像事業に本格参入とは言いますが、餅は餅屋という感じで、もちろん音楽ありきの話です。『RUN60』に関してはドラマ化の構想が先にあって、発想としては、映画やドラマというよりも“アニメ”から音楽ヒットを生む動きに近い。作品のストーリーと密接に絡めていくことで、アーティストを深掘りできたり、音楽をより楽しめたりするんです」

 全9話の放送を予定している『RUN60』は、主題歌、挿入歌にともに同レーベルへの移籍を発表したSEAMO、John-Honnを起用。「ドラマ化はよりマスへとアピールしていくためのもの、という位置づけ。多チャンネル化によるチャンスを探るためMBS、CBC、TOKYO MXのみでの放送としています」といい、劇場版第2弾の興行や主題歌、サウンドトラックのリリースも含めて収益化を目指す。

 今後はこと新人アーティストのブランディングにおいて重要性を増していきそうなユニバーサルJ流・ODS戦略が、音楽×映像の新たな未来を切り拓く。
オリコンニュースを優先ソースに追加してGoogle検索に頻繁に表示させよう

関連写真

  • ユニバーサルJが企画・製作・配給までを行った映画『RUN60』
  • ユニバーサルJによるODS事業

求人特集

求人検索

デイリーCDアルバムランキング2026年10月25日付

  1. POPS

    1位POPS

    Mrs.GREEN APPLE

    発売日:2026.09.30

  2. 「ぴゅあくる刀剣男士」Ghostella 1st Album『Firstella』

    2位「ぴゅあくる刀剣男士」Ghostella 1st Album『Firstella』

    Ghostella(篭手切江(広瀬裕也),豊前江(八代拓),桑名江(伊東健人),松井江(土岐隼一),五月雨江(狩野翔),村雲江(江口拓也),稲葉江(武内駿輔),富田江(小野賢章))

    発売日:2026.10.25

  3. JOY 2

    3位JOY 2

    山下達郎

    発売日:2026.10.14

    1. 4位以下を見る

  • オリコンニュースを優先ソースに追加してGoogle検索に頻繁に表示させよう

メニューを閉じる

 を検索