3月31日と4月1日に、千葉・幕張メッセで開催された『アニメ コンテンツ エキスポ 2012(ACE2012)』(主催:同実行委員会)に、2日間で4万人を超える来場者があった。1日目は強風のため交通機関が大混乱したものの2万780人が集まり、2日目も2万848人が来場し、両日の合計は 4万1628人だった。
同イベントは、「東京都青少年健全育成条例」の改正を発端に、『東京国際アニメフェア(TAF)』(実行委員長:石原慎太郎東京都知事)への参加を拒否した出版社らが中心となり企画された。昨年3月に開催を予定していたが、東日本大震災の影響で開催中止となり、今年が初めての開催。55のアニメ及びその関連コンテンツの企業・団体が出展した。
前週に行われた『TAF2012』は、4日間(3月22〜25日)の総来場者数が、2010年に開かれた前回から約25%減の9万8923人と大きく下回った。『ACE2012』の約4万人と合わせて単純計算すれば、『TAF』史上最高の来場者数を記録した2010年の13万2492人を、わずかに数千人上回る。
『TAF』は国内の来場者は減ったが、結果的に海外からの来場者数は増加し、国際的な見本市としての存在感を示した。パブリックデーには、低年齢・家族向けのステージイベントに集まる小さな子供連れの来場者も目立った。対して、『ACE』は「展示」「ステージイベント」「グッズ販売」などを通して、4月以降の新作アニメの情報発信とファンサービスに努めた。主題歌歌手のライブや声優が登壇するステージプログラムも大いに盛り上がっていた。
“分裂”は結果的に、“棲み分け”されたと見ることもできる。来年3月に『TAF2013』の開催は決まっているが、今後も趣旨の異なる2つのアニメイベントが同時期に開催されていくことになるのか、動向が注目される。
★『ACE2012』会場内の様子をもっと見る
同イベントは、「東京都青少年健全育成条例」の改正を発端に、『東京国際アニメフェア(TAF)』(実行委員長:石原慎太郎東京都知事)への参加を拒否した出版社らが中心となり企画された。昨年3月に開催を予定していたが、東日本大震災の影響で開催中止となり、今年が初めての開催。55のアニメ及びその関連コンテンツの企業・団体が出展した。
前週に行われた『TAF2012』は、4日間(3月22〜25日)の総来場者数が、2010年に開かれた前回から約25%減の9万8923人と大きく下回った。『ACE2012』の約4万人と合わせて単純計算すれば、『TAF』史上最高の来場者数を記録した2010年の13万2492人を、わずかに数千人上回る。
『TAF』は国内の来場者は減ったが、結果的に海外からの来場者数は増加し、国際的な見本市としての存在感を示した。パブリックデーには、低年齢・家族向けのステージイベントに集まる小さな子供連れの来場者も目立った。対して、『ACE』は「展示」「ステージイベント」「グッズ販売」などを通して、4月以降の新作アニメの情報発信とファンサービスに努めた。主題歌歌手のライブや声優が登壇するステージプログラムも大いに盛り上がっていた。
“分裂”は結果的に、“棲み分け”されたと見ることもできる。来年3月に『TAF2013』の開催は決まっているが、今後も趣旨の異なる2つのアニメイベントが同時期に開催されていくことになるのか、動向が注目される。
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2012/04/03