映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』（中澤祥次郎監督、1月21日公開）の完成披露試写会が13日、東京・新宿バルト9で行われた。同作は、元祖メタルヒーロー・宇宙刑事ギャバンが30年ぶりに復活し、スーパー戦隊とシリーズの枠を越えて初コラボレーションした作品。ギャバンに“蒸着”する一条寺烈を演じる大葉健二は、「30年前と同じ衣装を着るのが照れくさくてね。足を引っ張らないように心がけた」と謙遜しきりだったが、大葉は「僕にとってのヒーロー像はゴーカイジャーの6人になった。この映画には忘れてしまってはいけない言葉や思いやりがいっぱい詰まっています。一つでも心にキープしてもらえたら。よろしく勇気！」とバッチリ決めた。

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　一方、現役の戦隊ヒーローに扮するキャストたちは、こぞってギャバン＝大葉にリスペクトを捧げた。ゴーカイレッド、キャプテン・マーベラス役の小澤亮太は、「現場に大葉さんと、敵役の佐野史郎さんが現れた瞬間、目が覚めた。集中しなくちゃと身が引き締まる思いでした。宇宙刑事と宇宙海賊の共演は、すごいことになっています」。「大場さんの眼力がすごい」（ゴーカイブルー、ジョー・ギブケン役の山田裕貴）、「アクションは続けた方がいいよ、日本でアクションができる俳優は少ないから、将来きっと武器になると声をかけていただいたことが宝物です」（ゴーカイシルバー、伊狩鎧役の池田純矢）。「ギャバンのシルバーの輝きがすごくて、うちのゴーカイシルバーがくすんでいた」（ゴーカイグリーン、ドン・ドッゴイヤー役の清水一希）。

　同作でゴーカイジャーたちの前に立ちはだかる敵役、宇宙警察総裁ウィーバルを演じた佐野史郎も駆けつけ、「いまやスーパー戦隊シリーズは日本だけでなく、世界のもの。出演できて光栄に思っています」とあいさつ。その他にゴーカイイエロー、ルカ・ミルフィ役の市道真央、ゴーカイピンク、アイム・ド・ファミーユ役の小池唯、バスコ・ダ・ジョロキア役の細貝圭も登壇した。