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松山千春、自叙伝を来夏に舞台化 「平成の千春」を一般公募

 シンガー・ソングライター、松山千春(55)が29日、東京国際フォーラムで行った全国ツアー『愛の歌』の東京公演で、自叙伝『足寄より』を舞台化することを明らかにした。来年、デビュー35年を迎えることから計画されているもので、公演に向けて「松山千春」役を一般公募することも発表。現役シンガーの自叙伝の舞台化は異例であり、注目を集めそうだ。

「平成の松山千春を探せ!」来年夏に自叙伝を舞台化する松山千春が、自身の役を演じる男性を一般公募

「平成の松山千春を探せ!」来年夏に自叙伝を舞台化する松山千春が、自身の役を演じる男性を一般公募

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 来年夏に舞台化が予定されている自叙伝『足寄より』は、松山が1977年に「旅立ち」で歌手デビューして2年後の79年に小学館から発刊。当時23歳の松山が自らの生い立ち、生き方、デビューするまでを描いた自伝的小説として話題となり、70万部を超すベストセラーとなった。

 その後、デビュー30周年を迎えた2006年に朗読CDドラマ化した際には塚本高史が、2009年の映画化では大東俊介が松山役を好演。CDドラマはこの種のCDとしては異例の5万枚を出荷、映画も当初は単館上映だったが拡大を続け、最終的には100館で上映され5億円を超える興収となったという。

 今回の舞台化は、デビュー35周年を記念したもので、関係者は「現役で活躍中のアーティストの生きざまを舞台化するのは難しいが、常に新しいことにチャレンジしたかった」と話す。松山の生みの親である北海道のSTVラジオ・竹田健二ディレクター(享年36)との出会いからデビューまでのふれあい、絆、信頼、そして別れを描く同舞台は、来夏に都内の劇場で上演予定。秋以降は松山の出身地である札幌のほか、大阪や名古屋など全国各地での公演も目指す。

 キャスティングは現在進行中だが、主役の松山千春役は一般公募することになった。条件は18〜23歳までの男性とし「演技も弾き語りもできる“平成の松山千春”」を募集。応募締め切りは、松山のデビュー記念日にあたる来年1月25日とした。関係者は「単に松山千春に似ているということではなく個性的でフレッシュな新人」を求め、最終審査は公開ライブ・オーディションを実施する予定だ。募集要項は以下のとおり。

【募集内容】
18〜23歳までの健康的でギターの弾き語りが出来る男性。自薦・他薦問わず。
【応募方法】
●履歴書に住所、氏名、年齢、連絡先、学歴、職歴、芸歴、趣味、特技など必要事項を明記(写真=上半身と全身の各2枚を添えること)
●自己PR、応募の動機などを明記
●歌唱録音物(CD-Rなど)
課題曲=松山千春「旅立ち」、自由曲=オリジナルでも可(以上の2曲を収録する)
●締め切り=2012年1月25日(当日消印有効)
●応募送付先
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-7-13 クレオビル501号
「旅立ち」舞台オーディション事務局 宛

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