オリコンニュース

Metis、宮城で被災したピアノを修復・返還

 歌手のMetisが20日、宮城県七ケ浜町で東日本大震災の被害を受けた被災者のピアノを修復し、返還した。同町の公民館で無料復興支援ライブを行ったMetisは修復したピアノの演奏をバックに、最新曲「人間失格」を含め全9曲を熱唱。会場には現地の被災者ら300人が集まり、涙ぐむ姿も見受けられた。

宮城県七ケ浜町の公民館で無料ライブ『ウチの唄〜大地の下から命よ芽吹け〜in 宮城県七ヶ浜町』を開催

宮城県七ケ浜町の公民館で無料ライブ『ウチの唄〜大地の下から命よ芽吹け〜in 宮城県七ヶ浜町』を開催

写真ページを見る

この記事の写真はこちら(全2枚)


 震災から1ヶ月後の4月11日、被災者支援のために訪れた七ケ浜町の海岸で被災したピアノを発見したMetisは「音楽に携わる一人のシンガーとして、このピアノを通じて力になりたい」と決意。同町は死者行方不明者数71人(9月11日現在)と特に大きな被害に遭ったことを知り、自らの全国ツアーの売上金でピアノを修復した。

 持ち主の鈴木さんは元どおりになって戻ってきたピアノを前に「最初、自衛隊の方にピアノを引き上げていただいたときには、“もういいです”と一度はあきらめたんです」と明かし、「それがこういった形で戻ってきて本当に感激です。Metisさんにはこのピアノと一緒に、全国各地でどんな形でもいいから思う存分歌ってほしい」と感慨深げに話した。

 Metisは「私も3年前に母親をがんで亡くしました。七ケ浜でガレキの山を見たとき、生きたかったけど生きられなかった無念を私なりに感じ、自分の命や人生はあきらめずに、前を向いて歩いて行ってほしいと思い、今日は復活したピアノと共に歌わせてもらいに来ました」と自分の経験と重ね合せて涙ながらに語った。

 この日のライブには岩手県大槌町の園児15人、保護者7人、職員7人も大型バスに乗り合わせて参加。七ヶ浜町と岩手の被災者が交流したのは被災後初めてだったという。

Metis チケット発売情報

関連写真

  • 宮城県七ケ浜町の公民館で無料ライブ『ウチの唄〜大地の下から命よ芽吹け〜in 宮城県七ヶ浜町』を開催
  • ピアノの修復費用は自らの全国ツアーでの売上金で修復

オリコントピックス

求人特集

求人検索

メニューを閉じる

 を検索