今年9月にモーニング娘。を卒業した高橋愛（25）が8日、都内で行われたミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』製作発表会に出席した。高橋は、卒業後にモー娘。のミュージカル公演に足を運んだといい「10年ずっとメンバーとしてやってきたので、初めて客観的に観ることができた。メンバーもグループも成長したなあと思って、泣いちゃいましたね」と感慨深げ。同舞台をメンバー全員が観に来ることも明かし、ソロになって初の公演に「すごく幸せ。頑張ってけいこをして、皆さんに笑顔になってもらえれば」と意気込んだ。

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　映画『吸血鬼』（ロマン・ポランスキー監督）をもとに1998年にウィーン・ライムント劇場で初演され、2006年に日本初上陸した大ヒットミュージカルが帝国劇場開場100周年の締めくくり舞台として再々演。妖艶さとコメディ要素を取り込みながら、ヴァンパイアに立ち向かうアブロンシウス教授と助手のアルフレートとの恋と冒険を描く。

　同ミュージカルの初演に観客として足を運んで以来、帝劇の舞台に憧れを抱いていた高橋は「今度は、私が来てくれた人たちに作品の楽しさや一体感を届けたい」と使命感をにじませた。また「卒業してから、今度は一人で歩いて行かなきゃならないと思っていたけど、キャストやスタッフの方がすごく温かくて、一人じゃなかった。皆さんとまた1つのものを作っていけるのが楽しみです」と共演者に感謝し、笑顔をみせた。

　高橋とダブルキャストでお風呂好きな18歳の娘・サラを演じる知念里奈は「愛ちゃんは、今まで見たことのないサラのキュートな部分をみせてくれて、刺激をもらっています」と絶賛。劇中では山口祐一郎演じるヴァンパイアに入浴中襲われるお色気シーンもあるが、高橋は「7つ下の女の子で、かつチャーミングでセクシーに見せなきゃいけないので、知念さんの色っぽい演技を盗んで、研究させていただいています」と意欲的に語った。

　この日はほかに山口、山崎育三郎、浦井健治、石川禅、演出を務める山田和也が出席。発表会終盤には、知念、高橋、浦井、山崎による劇中歌も披露し、集まった400人の観客を魅了した。

　ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』は、11月27日（日）より東京・帝国劇場にて上演。

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