映画は、さだまさしの同名小説が原作。高校生のときにある事件がきっかけで心を閉ざしてしまった永島杏平(岡田)が“遺品整理業”という仕事を通して久保田ゆき(榮倉)と出会い、失われた命や残されたモノに触れることで、生きる勇気を少しずつ取り戻していく姿を描いている。
映画の冒頭、全裸で屋根の上に佇むシーンについて岡田は「裸で屋根の上にいたんですけど、撮影してた場所が住宅街で。歩いてくる方は、観たことない表情というか、泣きたくなるような顔でこっちを見られるんで、その視線が痛かったです」と苦笑い。原田から「すごくキレイなお尻」と褒められると、「やめてくださいよ!! キレイじゃないです。めっちゃ汚いんです」と赤面。しかし、監督からも「すごくチャーミングなプリッとしたお尻ですから!」と大絶賛され、会場は爆笑の渦に。
映画のタイトルにちなみ、『あの時の○○』というトークテーマのもと、『あのときの現場』として印象に残った撮影エピソードを聞かれた岡田は、「クランクインが山を登るシーンで、スタッフの方には、『楽な山だから大丈夫だよ』って言われたのに、1時間半くらいずっと歩いてようやく撮影場所に着いた。“スタッフさん、嘘ついた! 騙されたな”と思った」と撮影を振り返った。実は、瀬々監督がロケハンに行った際、岩から転げ落ち骨折してしまうくらい、過酷な場所での撮影だったらしく、榮倉は「山のシーンは、すごい迫力! 見ていてハラハラしました。(でも、監督の骨折を聞いて)先行き不安な現場だった(笑)」と明かした。
また、『あの時の私』と題して、各自思い出の写真披露。2歳くらいの笑顔が可愛い写真を公開した榮倉は「夕方くらいには寝ちゃうくらい、すごい良く寝るコで、外で遊ぶのが好きだった。そういえばこの前、夜7時くらいにちょっと寝ようと思って、目覚ましかけずに目をつぶって、起きたら朝9時だったことがあって……。やっぱり寝るコなんだと思います」と幼少時代と今も変わらない一面を告白し、場内を笑わせた。
一方、初めて参加した映画作品の記念写真を持参してきた岡田は「スカウトでこの世界に入って、初めてオーディションで受かり、映画に出させてもらった作品。最後、坊主になったんですけど、コレで映画を好きになったり、頑張っていこう!と思ったり、すごく思い出がある」と当時のエピソードを語った。
最後は、約500人をバックに記念撮影をし、その後、観客と一緒に、劇中でも出てくる台詞「元気ですか〜〜〜っ!?」と叫び、大盛り上がりでトークイベントは幕を閉じた。映画『アントキノイノチ』は11月19日より全国ロードショー。なお、『デ☆ビュー』11月1日発売・12月号では、岡田将生&榮倉奈々が表紙・巻頭インタビューに登場。
■女優・俳優オーディション情報満載『WEBデ☆ビュー』HP
http://www.deview.co.jp/
コメントする・見る
2011/10/24