お笑いコンビのTKOが8日、都内で行われたTKO単独ライブ『ゴールデン劇場2011』DVD発売記念イベント後に報道陣の取材に応じた。先月行われた『キングオブコント2011』に、コンビ結成20周年、3度目の正直で挑むもあえなく敗退してしまった2人は、「キングを獲る気でいたんですけど…」と無念の表情。大会前の記者会見で、優勝できなければ芸風を変えるかもしれないと吐露していた木下隆行だったが「演技にこだわったコントを今後も続けて、次こそはキング目指します」と、20年積み重ねた芸風を変えずに来年に臨むことを明かした。

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　さまざまな異色のコントが飛び交った本年度の『キングオブコント』を振り返った木下は、「新しい風が吹いてきた感じ。王道ではないコントの空気が流れていましたね」と、次世代の芸人たちが披露したコントを冷静に分析。それでも「それに合わせていたらまたブレてしまうので」と、これまでの芸風を守ることを決め、木本武宏も「背伸びするでもしゃがみこむでもなく、40歳としてのコントをみせたい」と気持ち新たにした。

　同作は、今年5月14日にオープンした松竹芸能・東京初の常設劇場『新宿角座』の柿落とし公演として行われた単独ライブを完全収録。新作ネタ8本を引っさげ臨んだ同ライブを振り返った木本は「気合いをそのまま収録したような感じ」と満足げに語り、木下も「待ちに待った東京初の小屋での柿落としということで、すごい思いを込めてやらせていただきました」と充実の笑みをみせた。