10月度月間シングルチャートは表の通りTOP5を全て女性アーティストが占めた訳だが、1位の大塚 愛以外は、全て映画のタイアップ付きという共通項が見えてくる。
　2位「ENDLESS STORY」と5位「GLAMOROUS SKY」は東宝『NANA』、3位「HEAVEN」は松竹『SHINOBI』、4位「Be My Last」は東宝『春の雪』とのそれぞれタイアップ作品となっているのだ。

　『NANA』タイアップの両曲は、9/19付オリコンウィークリーシングルチャートで、「映画の登場キャラクターの楽曲による1位、2位独占」、「同一映画のタイアップ・シングルによるTOP3内2作同時ランクイン」という、ともに史上初の快挙を達成。
　また、「HEAVEN」、「Be My Last」、「GLAMOROUS SKY」は、それぞれオリコンウィークリーシングルチャートで1位を記録している訳だが、今年の映画タイアップ・シングルの年間首位獲得数記録は現在（11/7付）9作品となっており、1985年度の6作を20年振りに上回り歴代新記録となった。

　邦画の相次ぐヒット、劇場動員数の増加など好調な映画業界の影響を受けてか、今年は音楽でも映画タイアップ作品が軒並み好セールスを記録している。