ORICON STYLE

2009年04月08日
映画『クローズZEROU』総力特集
イケメン勢揃い☆話題の映画を徹底解剖!
PHOTO GALLERY
超カッコイイ☆貴重なショットが満載!!
人生の分岐点になった作品。哲学的な表現が心に響く
鈴蘭高校と因縁の深いライバル校・鳳仙学園の猛者たちのトップに君臨する鳴海大我役に抜擢されたのは、RIZEのドラマーとして活躍する金子ノブアキ。これまでにも数々のドラマ、映画への出演経験はあるが、本格的に音楽活動を始めてからは、久しぶりの役者業となった。役作りや現場の雰囲気、そして作品の魅力について聞いた。
動画コメントを見る
(C)2009橋ヒロシ/「クローズZEROU」製作委員会
金子ノブアキの画像
(C)2009橋ヒロシ/「クローズZEROU」製作委員会
金子ノブアキの画像
(C)2009橋ヒロシ/「クローズZEROU」製作委員会
PROFILE

【生年月日】1981年6月5日
【星座】双子座
【出身地】東京都
【血液型】B型
【身長】178cm
【主な作品】
『クローズZEROII』(2009年)『BANDAGE』(2010年)
また、ロックバンド・RIZEのドラムとして活躍。
【オフィシャルサイト】

出演のオファーを受けた時の感想は?

 びっくりしました。もともと原作のファンで、前作の映画も観ていたし、まさか、自分が関わることになるとは思っていなかったので、びっくりしましたね。でも、嬉しかったです。鳳仙の鳴海役というのも意外でしたね。スキンヘッドにするのかなと一瞬思いましたけど、幹部は大丈夫だったので、良かったです。断る理由は何もなかったですね。

役作りについて、三池崇史監督とはどんな話をしましたか?

 鳴海大我という人物は、当初の台本上では、純然たるクールな二枚目で、冷酷だったんです。でも、監督と最初にお会いした時に、現場でどんどん膨らんでいくだろうという話になった。俳優とは違う分野からキャスティングしたわけだから、とにかく楽しんでくださいとも言って下さった。それで、救われましたね。こちらには畑違いから来ている不安もあったし、プレッシャーもあったし、だけど“やってやろう”とエキサイトしている部分ももちろんあったんだけど、そういうことも監督はすべてお見通しだったんですよね。

小栗旬が演じる滝谷源治と、いい意味で対照的な鳴海大我になっていますね。

 原作の世界から見ると、今作で描かれるのはすごく密度の濃い、おいしいところなんです。鳴海は心酔していた先輩(美藤真喜雄)が刺されて死んで、代わりにトップに立ったけど、その心の生傷がまだ癒えてなくて。さらにその弟(美藤竜也)が後輩として入ってきて、自分が身を引くことも考えていたんじゃないかとか。もっと、葛藤があったんじゃないかということを監督とも話し合いながら、“鳴海大我”というキャラクターが出来上がっていったと思います。

お気に入りのシーンは?

 「上履きもってこい」というシーンがあるんですけど、このシーンは好きでしたね。それから、闘っている最中に、おにぎりを食べているシーン。おいしかったですね(笑)。ある朝、現場に入って、「今日はどのシーンですか?」と監督に聞いたら、「今日はおにぎりを食べてもらいます」と言われて。飲み物は豆乳か、瓶の牛乳か、どちらか僕に選ぶ権利が与えられて(笑)。鳴海は意外とロハスなことに、うるさいんじゃないかと思って。おにぎりと一緒に、実は豆乳を飲んでいるんですね。それも、自分が買ったんじゃない、他人の豆乳(笑)。

ほかの俳優たちとは?

 撮影が始まったばかりの頃は、僕自身にも今回が初めての『クローズ』だったんで“お邪魔します”という感じがあったし、ほかの俳優たちも鈴蘭VS鳳仙みたいにぎくしゃくしていたみたいなんだけど、(小栗)旬君やプロデューサーの計らいで、メシ会をやって大騒ぎしたら、お互いに砕けた。緊張感はものすごくあるんですけど、メリハリというか、本当に喧嘩してもしょうがないので。そういう面でも僕は、ほかの出演者やスタッフに導いてもらって、支えてもらって、ケアしてもらったという感じですね。

金子さんにとって『クローズZEROII』はどのような存在ですか?

 RIZEを結成して12年目、年齢も20代後半になって、形に残すことの意味を考えさせられることが何度かあった。音楽活動以外でも、その作品にとってプラスになるのであれば、自分のベストを尽くしたいと思っていたところに、ちょうど、出演のお話をいただいて。こんなに大きなプロジェクトに初めて関わって、自分の表現をして、自由もあって。すごく貴重な経験ができた。そういう意味で人生の分岐点になるのかな。

最後にこの作品の魅力は?

 『クローズ』では、たまたま登場人物たちが高校生で、喧嘩ばかりしているんですが、僕も10代でバンドを組んで、同じように仲間意識に酔っていたこともあったし、あえて周囲に反発するのが格好いいと思っていたこともあったし。不良漫画・映画は、そういう人間の生き様を表現しやすいジャンルだとも思いますが、『クローズ』からは哲学的なものが強く感じられて、心に響くものがあります。実際、僕も学生だった時に思っていたんですよ、なんでヤンキーはモテるの?って。可愛い子はだいたいヤンキーとつき合っている(笑)。あるんでしょうね、恋しちゃう雰囲気が。ジェットコースター現象?つりばし現象?男はちょっと“危ない”と感じさせるくらいがいい。そういう、哲学的な部分も表現しているところが魅力だと思います。

(C)2009橋ヒロシ/「クローズZEROU」製作委員会