田村芽実×吉澤嘉代子「“相思相愛”の2人は似た者同士? 吉澤提供の3rdシングル「舞台」制作の裏側に迫る」

 アンジュルムとしてのアイドル活動を経て、舞台女優・ソロシンガーとして着実な歩みを進めている田村芽実が3rdシングル「舞台」を8月21日にリリースした。表題曲の作詞・作曲を手がけたのは、田村自身がファンを公言するシンガー・ソングライターの吉澤嘉代子。「舞台で役と1つになる苦しみと喜び」をテーマに書き下ろされたこの楽曲は、2人きりの“会話”の中から生まれたものだという。2人の出会いから本作の制作のプロセスについて迫ったほか、プライベートからは表現者同士の共通点も見えてきた。

田村「お姉ちゃんみたいな温かさを感じていました」 吉澤「私、めいめいのことがすっごい好きで」

――お2人とも髪型が似ていて、姉妹のように見えました。
田村 本当に図々しいんですけど、(今回の取材の)撮影をさせていただいている時に、お姉ちゃんみたいな温かさを隣から感じていました。……本当におこがましいんですけど。
吉澤 いやいや。そう言っていただけて、私も嬉しいですよ!

――お互いになんと呼び合っているんですか?
吉澤 「めいめい」って呼んでいます。
田村 私は「吉澤さん」って呼んでいます。
吉澤 ちょっとまだ、呼び方に距離があるんですよね(笑)。
田村 すみません!
吉澤 もうちょっと近くなりたいです。私は誰かに楽曲提供させていただくと、その方のことが大好きになっちゃうんです。ひと時の間、その人のことを想ってのめり込んで書くので。だから私、めいめいのことがすっごい好きで。
田村 私はもともと、吉澤さんの作る音楽がすごく好きだったので、恐縮です。
吉澤 ずっと恐縮してる(笑)。
――(笑)。田村さんが吉澤さんの音楽を好きになったきっかけは何でしたか。
田村 もともと、私も含め、私の周りで「地獄タクシー」(17年3月発売の3rdアルバム『屋根裏獣』収録曲)を聴いてる子が多くて。その後、「残ってる」(17年10月発売の2ndシングル)を聴いた時にものすごい衝撃を受けて、そこから一気にのめり込みました。ミュージカルの楽曲と昭和歌謡を好んで聴いてきたなか、吉澤さんの音楽は「心から好き!」と感じたんです。
吉澤 嬉しい〜! そんな硬派な音楽性を持っていたなんて。私はファンの子からのツイートでめいめいの存在を知って、Twitter上に流れてきた「無形有形」(今年3月発売の1stミニアルバム『Sprout』収録曲)を拝聴したのが最初でしたね。めいめいは、歌っている時もお芝居をしている時も独特の発音をするんですけど、良い意味でクセがあって、それが聞いていてすごく心地良いんですよね。あと、本当に歌声が伸びやかだし、低音もしっかり出てドスが効いていて、素直に素晴らしいなと思って。だから、今回のお話をいただいたときはすごく嬉しかったです。
――改めて、今回のコラボレーションに至る経緯をお伺いできますか?
田村 もともと、私がスタッフさんに「吉澤さんの音楽が好き!」と言い続けていて、「だったら、ダメもとでも曲を書いてくれないか相談してみよう」と、働きかけてくださったのがはじまりです。

――吉澤さんはオファーを受けてどう感じました?
吉澤 私は楽曲提供のお話しをいただくとき、こういう言い方は本当に申し訳ないんですけど、その方に「どこまで夢中になれるか」を考えて、それで決めさせていただくんです。1曲書くにはすごく消耗するし、自分のための制作とのバランスとか、ほかのことも並行してやるなかで、1つ重い責任を持つことだなと思っていて。だから、それをちゃんと全うできるのか、自分が納得できるようなものができるのかって考えたら、やっぱり好きじゃないとできないじゃないですか。めいめいとは一度もお会いしたことがなく、人となりもわからない状況だったんですけど、歌声がすごく好きで。でも、それが一番純粋な書き方なんじゃないかなと思ったので、「ぜひ!」とお引き受けしました。

3rdシングル「舞台」ミュージックビデオ

吉澤の印象に残った、「お客さんの心の奥に深く突き刺したい」という田村の想い

――その後、実際に会って話をして。
吉澤 そうですね。最初に私の春のツアーに来てくれて。そのあと、打ち合わせで初めてちゃんとお話する機会をいただいたんですけど、皆さんがいる打ち合わせの後に「2人きりで話す時間が欲しい」とお願いをして。
田村 その時に、細かくいろんなことを聞いてくださって。嫌いな言葉の言い回しとか、どんな言葉に違和感を覚えるかとか、語尾の好みとか。
吉澤 他人が作った曲なので、全く違和感なく歌うことは難しいとは思うけど、その違和感をなるべく最小限に抑えたいなと思っていて。どこまで許してもらえるのかを探るためにいろいろ尋ねました。将来どうなりたいか、大切にしていることは何か、この仕事で何を伝えたいのか……。いろいろと質問攻めをしているなかで、めいめいが「自分のお芝居や歌声で、お客さんの心の奥に深く突き刺したい」と言っていたのがすごく印象的だったんです。おぉ、突き刺すのかー!って。

――曲中には、まさに「深く突き刺す」というフレーズがあります。
田村 何か表現をする仕事をしている限り、見ている方や聴いている方に対して、どれだけ多くというよりは、どれだけ深く突き刺せるかっていうことをいつも考えているので、それが言葉になって出たのかなって思います。
――本当に、お2人の会話から生まれた楽曲なんですね。
吉澤 そうですね。そこからすべてを書いたという感じでした。普段、女優として「役になりきる」ことがベースにあるとしたら、音楽活動ではそれとは逆の、自分自身に近いものを出すほうが気持ち的に楽しくできるのかなと、私は思っていたんです。めいめいに尋ねたら「どっちでもいけます!」っていう返答だったので、だったらハタチの等身大の女の子を描くというよりは、プロの表現者として舞台に立っているめいめいのことを書きたいと思って。何10年活動を続けたとしても変わらない普遍的な部分だけを抽出して、いつまでもずっと歌えるような歌を書けたらいいなと思って書きましたね。
田村 曲をいただいたとき、「これは私の歌だ!」って初めて心から思えたんですよね。私は自分で歌詞を書くわけではないので、いつもは「自分が歌にどう寄るか」を考えることが多くて。そのために、日々景色や感情、映画や小説から、自分の引き出しの中に材料をたくさん溜め込んで、曲ごとに合わせていくことが当たり前の作業だったんです。この曲は、自然体で歌うことのできる歌だなと思いました。吉澤さんがとことん私に寄り添って作ってくださったんだな……と、本当に嬉しかったですね。感謝の気持ちでいっぱいです。
吉澤 良かった! 話しているなかで、めいめいにとって「仕事」が本当に大きな存在なんだなと感じたんです。それなら気持ちを込められるというか、違和感なく歌えるんじゃないかと。だから、「舞台を生きていく」ことを題材にしようって思ったんですけど、この曲をナチュラルに歌えるっていうこと自体がやばいですよね(笑)。
田村 本当、こんなに自分の言葉で歌える歌があるのかって、とても不思議な感覚でした。違和感みたいなものが全くなくて、なんか明るくなりました、世界が(笑)。
吉澤 あぁ、そんなふうに言ってくれて本当に嬉しい……!
田村 どうして私のことをこんなに理解してくださるのか、どうしてこんなに私に寄り添うことができるのかが本当に不思議です。
吉澤 そうだなぁ。ブログの投稿を最初から読んだり、過去のインタビューもたくさん読んだりしているうちに、めいめいのことがすっごく好きになっちゃったからかな(笑)。

Information

Profile

田村芽実(タムラ メイミ)
1998年10月30日生まれ、群馬県出身。2011年10月、ハロー!プロジェクト、スマイレージ(14年にアンジュルムに改名)としてデビュー。高い歌唱力と表現力で、グループの中核を担うメンバーとして活動。16年5月30日、かねてからの夢であった女優の道を志すため日本武道館公演をもって同グループを卒業。卒業後は、女優、ソロシンガーとして着実な歩みを進めている。近年の出演作に、舞台『京の螢火』、ミュージカル『マリーゴールド』、浪漫活劇『るろうに剣心』など。今年10月よりミュージカル『ラヴズ・レイバーズ・ロスト』にジャケネッタ役で出演、20年6月にはミュージカル『ヘアスプレー』にアンバー役で出演予定。シンガーとしては、9月7日、8日に『田村芽実ワンマンライブ2019 Vol.2“ワタシノアカシ”名阪ツアー』を開催する。

■オフィシャルサイト:http://tamurameimi.com/(外部サイト)
■オフィシャルTwitter:@Tamura_Meimi
■オフィシャルInstagram:https://www.instagram.com/tamura_meimi/(外部サイト)
■YouTubeオフィシャルチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCJAkBed2UUOopvFjvgZfGvA(外部サイト)
【3rdシングル「舞台」リリース記念イベント】
8月24日(土)お台場・ヴィーナスフォート2F 教会広場 13:00スタート/16:00スタート
8月25日(日)大阪イオンモール鶴見緑地 3Fサンシャインコート 13:00スタート/16:00時スタート
※詳細はこちら ⇒https://www.jvcmusic.co.jp/-/News/A026138/64.html(外部サイト)

<最新ワンマンライブ情報>
【田村芽実ワンマンライブ2019 Vol.2“ワタシノアカシ◆”名阪ツアー】 ※◆はハート
9月7日(土)大阪 ESAKA MUSE 17:00開場/17:30開演
9月8日(日)名古屋Rad Hall 17:00開場/17:30開演

◆チケット一般発売情報
イープラス:https://eplus.jp/(外部サイト)
チケットぴあ:https://t.pia.jp/(外部サイト) [Pコード:153-872(大阪)/155-169(名古屋)]
ローソンチケット:https://l-tike.com/(外部サイト) [Lコード:53146(大阪)/41628(名古屋)]

【田村芽実 ワンマンライブ 2019 Vol.3】
11月24日(日)東京 Veats Shibuya
●1回目 13:30開場/14:15開演 ●2回目 18:15開場/19:00開演
吉澤嘉代子(ヨシザワ カヨコ)
1990年、埼玉県川口市生まれ。鋳物工場育ち。ヤマハ主催『Music Revolution』でのグランプリ、オーディエンス賞のダブル受賞をきっかけに2014年にミニアルバム『変身少女』でメジャーデビュー。バカリズム原作・脚本・主演のドラマ『架空OL日記』(17年4月期)の主題歌として書き下ろした1stシングル「月曜日戦争」、2ndシングル「残ってる」など、シンガー・ソングライターとして活躍する一方、YUKIや私立恵比寿中学、中島愛ら他のアーティストへの楽曲提供も行っている。10月3日〜11月7日にかけて、全国10ヶ所で『お茶会ツアー2019』を開催。11月30日には、『デビュー5周年記念 吉澤嘉代子のザ・ベストテン』を埼玉・川口総合文化センター・リリア メインホールで開催する。

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提供元: コンフィデンス

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