ONE OK ROCKの『Eye of the Storm』とあいみょんの『瞬間的シックスセンス』がともに発売3週目もフィジカル(CD)でTOP10内を推移する好セールスを見せている。音楽性とそのアプローチ、ファン層も異なる両者だが、デジタルで強いという共通点がある。
CDアルバムが発売3週目でTOP10内を推移
CDアルバムの売上推移
デジタルアルバムのDL数推移
合算アルバムのポイント推移
ともに2月13日にリリースされた、ONE OK ROCKの2年ぶり9作目となるニューアルバム『Eye of the Storm』と、あいみょんの1年半ぶりの2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』。フィジカル、デジタル、合算の各ランキングそれぞれの売上枚数、DL数、ポイント数はワンオクが上回っているものの、あいみょんがそれに喰らいつき、その売上推移および順位では2作がほぼ同じ動向を見せている(グラフ参照)。
その音楽性とシーンへのアプローチ、ファン層も異なるONE OK ROCKとあいみょんだが、デジタルへの積極的な取り組みの部分で共通点がある。ともにデジタル音楽の黎明期からその先の未来を見据え、新しい世界へと一歩を踏み出し、楽曲を開放するとともにデジタル世代の知名度を高め、ファンを獲得してきていた。今週のストリーミングランキングでは、TOP10内にあいみょんが5曲、ワンオクが3曲をランクインと、この2組で8割という圧倒的なシェアになっている。