■これまでのあらすじ
ママ友・佳乃に娘を預けて気ままに職探しをしている美月。しかし、佳乃から趣味の教室を開くと言われ、遊びを仕事にできる優雅さを腹立たしく思う。佳乃がいないと娘の預け先がなくなってしまうのに「こういうのはもう終わりにさせて」と断られるようになって…。
【佳乃sideSTORY】
私は佳乃。ママ友の美月さんの距離感にちょっと困っています。私にはお菓子作りの教室を開きたいという夢がありました。そのために努力を重ね、ようやく実を結ぶ算段ができたところです。これからは自分のことだけに集中したい。
それなのに…、美月さんがこれまで通り娘の結衣ちゃんを預けようとしてきます。もともと結衣ちゃんを預かろうという気持ちはありませんでした。ただ仕事探しで大変そうな美月さんから、「少しだけ」と頼まれてたまたま預かったら、そのままずっとお願いされるようになってしまったのです。
かといって寂しそうな結衣ちゃんを見ると、どうしてもつい手を差し伸べてしまい…。そんな自分にも嫌気がさしていました。
ところが、美月さんに私は利用されていたようで…。職探しをしていると思っていたのに、まさかブランドのバッグを買っているなんて。しかも嘘の電話まで…。あまりに私をバカにした態度に、私も我慢できず…。