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AKB48第4回じゃんけん大会『新女王&選抜メンバーが決定!自ら運を切り開いたのは?密着レポート★』

じゃんけんの勝敗によって、次のセンターを決める『34thシングル選抜じゃんけん大会』が9月18日、東京・日本武道館で開催された。人気や経験を問わず、誰にでも選抜入りの切符を掴むチャンスがある同大会。今年もそれぞれの“勝負服”に身を包んだメンバーが、名勝負を繰り広げた。新じゃんけん女王決定の瞬間に密着した。

ふなっしーにウナギイヌ!? 各自の“勝負服”にも注目

 『第4回じゃんけん大会』は、トーナメント番号Aブロックの1番を引いた松井珠理奈武藤十夢との対戦で幕を開けた。珠理奈は清楚な三つ編みの制服少女姿。武藤は父親の友人というタイガーマスクの衣装で入場。SKE48のエース珠理奈には凛々しくたくましいイメージがあるが、じゃんけん対決ではどことなく不安げに見える。それでもあいこ1回の後、パーを続けて初戦を突破した。

 抜群のアイドル性で研究生時代から噂の“こじまこ”こと小嶋真子は、昨年の途中まで小嶋陽菜が着た赤いドレスを引き継ぎ、岩田華怜と対戦。東北出身(宮城)の岩田は、人気ドラマ『あまちゃん』の衣装で向き合う。2人は仲良しの先輩・後輩の間柄。あいこが5回続く大一番となり拍手が起きたが、最後は真子がチョキで勝利。2人は抱き合って健闘を称え合っていた。

 今回はA〜Hまでの各ブロックごとに3回戦までを一挙に行い、各2名の選抜メンバーをまず決める進行。珠理奈は2、3回戦は一発で勝ち進み、『じゃんけん大会』では初の選抜入りを決めたが、口をあんぐりさせ自分でビックリしていて、花道を戻る足取りもおぼつかない。やはりいつもと雰囲気が違う。

 真子の2回戦は、NMB48AKB48チームBを兼任する人気者・渡辺美優紀と。花魁姿から帯を巻き取られると、小悪魔な“わるきー”衣装となり歓声を浴びる。東西アイドル対決は真子が制してニッコリ。だが、3回戦はNMB48研究生の鵜野みずきに敗れ、待望の選抜入りを逃す。奈良出身で鹿の着ぐるみ姿の鵜野は初の選抜入りに、しゃがみこんで涙していた。

 Bブロックからは、マイケル・ジャクソンに扮して「フォーッ!」と踊った田野優花と、サックスで「アメイジング・グレイス」を吹いた古畑奈和がともに初の選抜入り。Cブロックには過去3大会とも選抜に入った前田亜美が登場。高橋朱里との対決は、互いに4回続けてグーであいこ。次はパーでまたあいこ。気合いに拍手が起こる熱戦は読み合いの様相を呈し、最後はグーとチョキで朱里に軍配。3大会続けて初戦負けで1勝もしてない宮崎美穂は、今年も1回戦で敗れ「アーッ!」と天を仰いだ。

 常連組では、総監督の高橋みなみが会場内を警備するOJS48の制服姿で現れ、敬礼から睨みをきかせて3回戦へ。対する北原里英はウナギイヌのコスプレ。「似てる」と言われるのを嫌がる時期もあったが、もはや完全に吹っ切れたか? 勝負は北原が制し、高橋は「負けそうな気がしてました」と苦笑い。

 Dブロックでは注目カード、渡辺麻友vs柏木由紀が実現した。旧チームBで同期(3期)の仲良し。ともにAKBきっての人気者となり、今年の選抜総選挙でも3位に4位としのぎを削った。渡辺は白衣にメガネ姿の男装で、いつもと別人のよう。柏木は巫女。渡辺が「同期相手でも容赦はしないぞ」と拳を固めれば、柏木も「これも運命。全力で勝ちたい」と返す。そして勝負はパーとグーで渡辺に凱歌。しかし彼女も次の3回戦で敗れ、選抜入りは閉ざされた。

 オープニングライブで新曲「ハート・エレキ」のセンターと発表された小嶋陽菜は、昨年こそ敗れたものの、過去1、2回大会では連続で選抜入りした強豪。千葉県船橋市の人気ゆるキャラ・ふなっしーとともに“ふにゃんしー”として花道に現れると、ワーッと歓声が起きた。左手には地元・埼玉のマスコット、コバトンも。海外チームJKT48からAKB48との兼任が決まった野澤玲奈に勝ったが、3回戦で敗退。ふなっしーに「残念だったなっしー」と慰められていた。

 陽菜が敗れたDブロックで勝ち進んだ、研究生の土保瑞希とチームK平田梨奈は、ともに初の選抜入り。帰国子女の平田は自由の女神コスプレも目を引いた。EブロックからもNMB48チームBIIのキャプテン・上枝恵美加がコマを進め、“初選抜組”が目立つように。第1回じゃんけん女王の内田眞由美は、昨年話題を呼んだ岩のコスプレに電飾を付けてバージョンアップさせたが、初戦で涙をのんだ。

「2連覇したい!」前回女王・島崎遥香の対戦結果は……

 Fブロックでは、前回優勝の島崎遥香が初センター曲「永遠プレッシャー」の衣装で登場。1回戦の相手・田名部生来は、円谷プロ公認で怪獣ミクラスをあしらい“タナミクラス”に。前回はオールチョキで優勝した島崎がグーで勝ち、「気合いが入ってます。2連覇したい」と珍しく(?)意欲的なコメントを口にした。だが3回戦では、初選抜を賭けた佐々木優佳里にグーを出して敗れた。不思議の国のアリスに扮した佐々木は、腕にウサギのぬいぐるみをぶら下げたままでじゃんけんし、選抜入りの切符を掴んだ。

 Gブロックにはキャプテン梅田彩佳らチームB勢が7人と固まり、その中から白猫に扮した名取稚菜が選抜の座を手にした。もうひとりは研究生の湯本亜美。忍者衣装で側転からバク転と得意技を見せて沸かせた。この2人も選抜は初となる。

 最後のHブロックでは、大島優子が金ピカのハッピに“祭”と書かれた大うちわを振り、みこしに乗って入場。ハッピには話題の“おもてなし”の文字も。会場をあおり「ワッショイ」コールが起こった。だが、猿に扮したNMB48の白間美瑠との対戦では、あっけなく敗退。選抜総選挙では常に1位を争う大島も、じゃんけん大会では昨年1勝を挙げたのみ。それでも「いい祭りじゃー!」と会場を盛り上げてステージを後にした。

 このブロックで目を引いたのが大場美奈。ハゲヅラにメガネ、白衣というコント番組での博士姿で無表情に臨み倉持明日香、“クソガキ”キャラで売り出し中の大島涼花をあっさり連破。旧チーム4のキャプテンながら、横山由依らと同じ9期生で唯一選抜に入ってなかったが、ハゲヅラ姿で念願を果たした。

 全ブロックの対戦がひと通り終わり、総勢83人が登場。衣装は今年も、挙げていたらキリがないほどひとり1人が趣向を凝らしていたが、意表をついたのが松井咲子。音大生のピアニストである一方、アイドル好きの彼女の衣装はももいろクローバーZ。AKB48の大会で、猛追するライバルのコスプレとは。

 中村麻里子は「フライングゲット」に乗って現れ、前田敦子をモノマネするキンタロー。のモノマネを。「私がセンターになっても、AKB48のことは嫌いにならないでください!」とのオチで笑いを誘った。コスプレではないが、HKT48宮脇咲良はワンピースで登場しつつ、帽子を投げてバッサリと切った髪型をサプライズ披露。「可愛い!」と歓声が上がった。

 そして、いよいよ選抜メンバー16人によるセンターを賭けた争いに。10人が初の選抜入りで、常連は珠理奈と北原だけ。フレッシュな顔ぶれになった。研究生も3人。じゃんけん大会の当初のうたい文句でもあった「研究生がセンターになることも」が、現実となるか。SKE勢は珠理奈、古畑、大場と全員がAKBと兼任の3人。NMBからは2人。HKTは誰も残れなかった。
(文:斉藤貴志)

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