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AKB48第4回じゃんけん大会『新女王&選抜メンバーが決定!自ら運を切り開いたのは?密着レポート★』
初選抜入りが10名! ついにベスト16が決定
NMB最後の砦となった上枝は乗馬が趣味で騎手の衣装。対する藤江れいなは、ミニのウエディングドレスで“美脚の花嫁”といういで立ち。笑顔で見つめ合って対決。一昨年に準優勝した藤江だが、パーとチョキで上枝が勝利。「夢かな? と思ってます。無心無欲で頑張ります」。下剋上の流れがより強まるかに見えたが、もともと3期生だった菊地あやかは女性ポリス姿で、12期生の佐々木優佳里とのチームA対決を制した。
ハゲヅラ博士の大場美奈は相変わらず飄々と。「選抜に入るなら、こんな格好してこなければ良かった(笑)。でも、インパクトを残して勝ち進みたい」と勝負に挑む。相手の大家志津香もバラエティ要員で、趣味のダイビングから潜水士に扮して上半身はビキニ。そんな2人の対決はあいこ1回の後、大場が勝った。
間を置かず準々決勝。ずっと胸に手を当てたままの珠理奈は「こんなドキドキしたじゃんけん大会は初めて」と、笑顔と緊張を交錯させる。相手はマイケル・ジャクソンに扮する田野優花。ダンス番長同士のじゃんけん勝負はパーとグーで、珠理奈が準決勝へ進出。
阿部マリアは自由の女神姿の平田梨奈と対戦。レフリーの伊藤利尋フジテレビアナウンサーにコメントを振られると、「早くやりたいんですけど」と訴えた。互いに拳に鋭い視線を落とす対決は、パーとチョキで平田の勝ち。「あーーっ!」と叫んで喜ぶ平田に、終始緊迫感をみなぎらせていた阿部も息をついて笑顔を見せた。
上枝はキャリアのある菊地を撃破。大場は名取稚菜をパーで破った後、その手を見つめて呆然とした様子。「この姿が(テレビで)全国に広まってると思うと……本当にうれしいです(笑)。これがセンターで大丈夫ですか? いや、これがセンターなります!」と宣言した。
ヒートアップする闘い、センターの座を手にしたのは……
彼女の相手を決める準決勝もう1試合は、上枝vs大場。目を閉じる大場。上枝にも緊張の色が見える。勝負は互いにグーのあいこが5回も続いた。沸き起こる拍手。2人は思案顔で読み合って勝負。上坂はグーを続け、大場はチョキ。手を変えなかった上枝に勝利の女神が微笑んだ。
ついに決勝。珠理奈は土壇場に来て落ち着きを取り戻したようで、ややハスに構えて両足を肩幅ほどに広げ拳を突き出す。上枝は泣きそうな顔で唇を噛む。2人が向き合い、日本武道館が「オーッ!」と大歓声に包まれるなか「じゃんけん、ポン!」。珠理奈がパー。上枝がグー。勝者は珠理奈! その瞬間、彼女は床にへたり込んで、口を手で押さえたまま涙を流していた。
トロフィーを渡され「まさかのセンターを獲ることができました。ずっとパーで勝って、最後までパーを出していたら勝てました」と話した。終了後の会見では「見てたら、みんな力が入るとグーを出す確率が高くて。ドームツアーでケガした左手が完治して悪いものが飛んでいったと、(利き腕でない)左手でじゃんけんしてました」とも話していた。惜しくも準優勝の上枝は「ここまで来られて感謝してます。チャンスをムダにしたくない。上枝恵美加もチームBIIも知らへん人はいっぱいいると思うので、知ってもらえるように」とキャプテンらしく締めた。
珠理奈以外はほぼ目新しい顔ぶれが揃った今年のじゃんけん選抜。過去を振り返ると、センターが中心なのは当然としても何かと常連メンバーに振られ、2位以下の新顔になかなかスポットが当たらなかった。本来の趣旨はそうではなかったはず。他に常連がいない今回、上枝や平田、大場らにも、ぜひ魅力を発揮できるチャンスを与えて欲しい。
(文:斉藤貴志)
関連リンク
・対戦カードをチェック★公式サイト
・【第3回大会】レポート
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