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松岡茉優、「世代を超えて共有できる」『映画ドラえもん』の魅力をアピール

松岡茉優(C)ORICON NewS inc.

松岡茉優(C)ORICON NewS inc.

年齢を問わず勇気と力をもらえる最新作

 本作は、手のひらサイズの小さな宇宙人・パピのために立ち上がるドラえもんやのび太たちの壮大な大冒険を描いた作品。夏休みのある日、のび太が拾った小さなロケットの中から現れたパピ。彼は、宇宙のかなたにある小さな星・ピリカ星の大統領で、反乱軍から逃れるために地球にやってきたという。

 最初はパピのあまりの小ささに戸惑うドラえもんたちだったが、ひみつ道具“スモールライト“で自分たちも小さくなって一緒に遊ぶうち、次第に仲良くなっていく。ところが、パピを追って地球にやってきたクジラ型の宇宙戦艦が、パピをとらえるためにドラえもんやのび太たちを攻撃。みんなを巻き込んでしまったことに責任を感じたパピは、ひとり反乱軍に立ち向かおうとするが…。大切な友だちと、その故郷を守るため、ドラえもんたちはピリカ星へと出発する。

小さなロケットの中から現れた、手のひらサイズの宇宙人・パピにびっくり!(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021

小さなロケットの中から現れた、手のひらサイズの宇宙人・パピにびっくり!(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021

 リメイク作品ではあるが、新たな脚本で生まれ変わった本作。松岡は「いつものメンバーの中に1人だけ、『行きたくない』と葛藤する子がいます。その気持ちを大胆に描いていて、その子がずっと悩んでいる姿を見て、逆に励まされましたし、迷っている姿を描いてくれたからこそ、私も一緒に頑張りたい、と思うことができました」と、見どころに言及する。

 「友だちになった子の故郷で大変なことが起きていると言われて、『助けにいくぞ!』と二つ返事で行動できないことの方がリアル。のび太はドラえもんの“ひみつ道具”に頼りながらも迷いなく助けに行こうとする。でも、正直行きたくない、怖い、と悩む子だっています。それぞれの捉え方や戸惑いがしっかり描かれているので、一緒に悩んで、一緒に前に進んでいくことができる。年齢を問わず勇気と力をもらえる作品になっていると思います」

パピの姉ピイナ(CV:松岡茉優)(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021

パピの姉ピイナ(CV:松岡茉優)(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021

 松岡演じるピイナは、ピリカ星の大統領であるパピの姉で、唯一の家族。正義感が強く、命を狙われているパピを命からがら逃がす役どころだが、「パピくんがあきらめずに頑張れたのはピイナがいたからじゃないかな。家族2人になってしまってから、きっと2人で支え合って、頑張ってきたんだと思います。人は1人では生きていけないですし、大切な人がいるから頑張れる、そういう気持ちを持ちながらピイナを演じました」。

 そして、松岡が推す最大の見どころは、終盤でのび太がパピに対して言うあるせりふ。「私は私でよくて、私だからいいんだ、と自己肯定感を高めてくれるシーンです。これは私の口からではなく、劇場で観て、聞いて、泣いていただきたいせりふです。どの世代の方の心にも響くと思います」。

『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』場面カット

(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021

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