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黒島結菜インタビュー『うらやましかった 恋する純粋さ』

自分からはあまり行動しないタイプ

──福士(蒼汰)さんも有村(架純)さんも初日はひたすらテイクを重ねたと言っていました。みんなが通る道なんですね。そうやって演じきった『ストロボ・エッジ』、黒島さんにとってどんな映画になりましたか?
黒島廣木監督と10代のうちに仕事ができたことがすごく幸せなことだなと思っていて。役としての気持ちの整理のつけ方を教えていただいた気がします。ただ、それはいま思うことであって、撮影中は必死すぎて余裕はなかったです(苦笑)。

──真央として、しっかり蓮と拓海を振り回していたと思います。
黒島そう言ってもらえると嬉しいです。

──蓮と仁菜子の恋についてはどう思いますか?
黒島早くくっついちゃえばいいのにー! って思いますよね(笑)。

──たしかに(笑)。
黒島蓮くんはもともと麻由香さんという彼女がいる設定なので、気持ちの揺れ動きがすごく難しい役だったと思うんです。そんな蓮くんに仁菜子ちゃんが一生懸命に向かっていく姿もいいなぁって。

──ほんとに真っ直ぐで一生懸命な女の子ですよね、仁菜子。映画にはたくさんの胸キュンシーンもありますが、黒島さん自身はどんなところにキュンとしましたか?
黒島流行りの壁ドンのシーンもありますけど、すごく自然にそういうシーンが描かれているなって思いました。私は、電車で肩にもたれかかって寝過ごしちゃうシーンがすごく好きです。

──実際にやってみたい?
黒島役としてはやってみたいですけど、プライベートでああいうシチュエーションは無理ですね(笑)。恥ずかしいというのとはまた違って、「映画みたい」とか思ってしまって緊張して動けなくなりそう。それ以前に、自分からはあまり行動しないタイプなので……。

──そこは活発ではないんですね(笑)。黒島さんのテンションがあがるときってどういうとき?
黒島ケーキとか美味しそうなスイーツを前にするとテンションあがっているみたいです。私自身は意識していないんですけど、周りから言われます(笑)。

徐々に芽生えてきた新しい気持ち

──可愛いですね(笑)。今年は『ストロボ・エッジ』を含め、『あしたになれば。』(主演)『ストレイヤーズ・クロニクル』『at Home』と4本の映画が公開されます。ということは、昨年はかなり忙しかった?
黒島大変、だったと思うんですけど、忙しかったからかあまり記憶がなくて。その頃はまだ沖縄から通っていたので。

──そこまでやれるということは、やっぱり演じることが好きなんですね。
黒島そうですね。事務所に入って演技のレッスンをしているときに「演じることって楽しい!」と思って。その楽しい気持ちがいまもずっと続いている感じなんです。もともと女優になりたいという夢を持っていたわけではないので、いまこうしてお仕事として演じる機会をいただいて、徐々にこの仕事をずっとやっていきたいなって気持ちが芽生えています。

──夢は何だったんですか?
黒島英語を使った仕事に就きたいと思っていて。それで、もっと勉強をしたくて大学にも行きたいなと。私、飛行機が好きなのでCAとかグランドスタッフになりたかったんです。

──いつか女優としてその仕事を体験できそうですね。
黒島できたら嬉しいです。今までは女子高生とか等身大の役が多かったので、これからはもっといろいろな役にも挑戦していきたいと思っています。

──たとえば?
黒島振りきった役というか、学生時代のバドミントンの経験を活かして、めっちゃ部活やっています! というような“動く”役とか、その真逆、ゲームばっかりしている“動かない”役とか極端な役をやってみたいです(笑)。
(文:新谷里映/撮り下ろし写真:鈴木一なり)

ストロボ・エッジ

 木下仁菜子(有村架純)は、学校中の女子から人気を集める同級生の一ノ瀬蓮(福士)に恋をしたが、蓮には中学の時から付き合っている年上の彼女・麻由香(佐藤ありさ)がいて、告白したが振られてしまう。それでも、蓮を好きだという気持ちがどんどん積もっていく仁菜子。麻由香と付き合いながらも仁菜子の真っすぐな想いに触れるうちに、心の中にある変化が生まれ始める蓮。それぞれの切ない片思いが、徐々に加速していくが……。

監督:廣木隆一
出演:福士蒼汰 有村架純 山田裕貴 佐藤ありさ 入江甚儀
2015年3月14日(土)全国公開
(C)2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社
【予告編】【公式サイト】(外部サイト)

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