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ク・ヘソン『自分の感情にまっすぐに向き合える』

日本でも韓国版『花より男子』のヒロイン役でおなじみ。女優だけでなく映画監督、アーティストとしても活躍し、幅広い創作活動を行うク・ヘソンが、長編3作目となる監督作『Daughter』では、初めて自らの作品での主演にも挑戦した。穏やかな笑顔でときに大笑いしながら、自らのクリエイティブの源とふだんの自分について語る☆

自分の内面に向き合って表現したい

――女優業のほかにも、監督業、アーティストとしての活動、作詞作曲など幅広い創作活動をされていますね。
ヘソン子どものころから絵を描いたりしていて、表現をすることが好きだったんです。女優としての活動を始めてからも、時間があるときには自分の内面に向き合って、いろいろなことをやってみようと思って、創作活動を始めました。自分が思っていることや、感じたこと、抱いた感情などを表現しています。

――映画監督を始めたきっかけは?
ヘソン絵を描いていたら、その絵が動いてくれたらっていう気持ちが出てきたんです(笑)。アニメは大好き。スタジオジブリのお気に入りの作品がたくさんあります。

――これまでに監督をして撮られた作品をすべて実写映画ですね。
ヘソンこれまでの作品のなかには、少しアニメーションも入れている作品もあります。今、学校に通いながらアニメ制作の勉強をしているんです。これからも映画を作り続けて、機会があればアニメ作品も撮りたいと思っています。

――『Daughter』では、光の使い方が印象的でした。
ヘソン作品をご覧になっていただき、気づかれた方もいらっしゃるようですが、岩井俊二監督の作品が好きで、光の使い方に影響を受けています。今回の映画のなかでの光は、物語のある残酷性を強調するために使っていますが、光がキレイに差し込む景色のカットは好きです。あと、ファンタジーも好きで、ティム・バートン監督の影響も受けているかもしれません。

――今作では監督と主演に初挑戦していますね。
ヘソン自分が監督として撮る映画に女優として参加したのは初めてでした。女優としての自分を監督として客観的に観ることができる、いい機会になりました。ただ、完成した作品を観て、自分の演技が気に入らなかったです(笑)。本当は、自分の作品には出演したくないんですが、今回は制作費の関係で……(笑)。でも、監督としての自分がク・ヘソンという女優の演技に対してどう思うか、女優としての自分が監督としてのク・ヘソンの撮影をどう思うか、いろいろ考えたこと、気づいたことがありました。

友人たちの人生の変わり方をみて…

――ヘソンさんにとって監督、女優それぞれのおもしろさとは?
ヘソン監督は、自分の好きなように作品を作れることですね。女優は、作品を通して自分の感情にまっすぐに向き合えること。監督のときは常に冷静で理性的ですが、女優のときは自分の感情に集中しています。

――自身はどちらに向いていると思いますか?
ヘソン感情を表現するのが好きなので、どちらかを選ぶのであれば女優のほうが向いているのかな。でも、監督としてはまだまだこれからなので、学んでいくことがたくさんあります。

――『Daughter』は家族の重い話ですが、テーマはどういうところから生まれたんですか?
ヘソンちょうどいま同じ年頃の友人が多く結婚していて、子どもを産んだりしています。家族から独立したいと思っていた友人たちが、自分の家族を持ちたいという気持ちに変わっていって、自分の子どもを守っていく。そういう人生の変わり方をみて、今回のテーマを思いつきました。

――強すぎる子どもへの愛情が、子どもを不幸にしています。そういう親に気づきを与えたいという気持ちもありました?
ヘソンそれもあります。繰り返してはいけないことですよね。子どもへの愛情があまりにも大きい母親は、その母親自身の人生とはどこにあるんだろうと思ってしまいます。今の世代ではこういう家族はあまりいないと思いますが、少し前の世代では、親に厳しすぎる管理をされて育つ子どもが実際に多かったんです。そういう家族の関係性を批判したいという気持ちでした。

恋愛映画を作るときは自分の経験から!?

――明るくてほがらかなヘソンさんがずいぶん重い映画を作るのに驚きました。
ヘソン(笑)本当につらくなる映画ですよね。これまでの作品は、まったく違います。

――プライベートでもそういう重い話の映画が好き?
ヘソンいえ、ロマンチックなコメディとかが好きで、よく観ています(笑)。

――次の作品のテーマはもう考えているのですか?
ヘソンすっごい暗い映画になるか、ロマンチックなラブコメになるか……まだわかりません(笑)。

――映画のテーマはどういうときに浮かんでくる?
ヘソン恋愛しているときとか(笑)。私が作る恋愛の話は、自分の経験に基づくものになりますね、きっと。今回の家族の話もそうですが、身の回りにいろいろ考えなくてはならないことがあり、そういうところからテーマが生まれます。そのなかには当然、自分の考えも入ってきます。

――女優としてこれからやりたいことは?
ヘソン30歳を過ぎたので、大人の女性を演じる女優になりたいと思いっています(笑)。『花より男子』でのワイルドでオトコっぽい役のイメージが強いようなので。母親役もやりたいですし、今そういう役の準備をしています。

――お休みの日はどう過ごしていますか?
ヘソンなにもしません(笑)。犬と猫がたくさんいるので世話をしたり、のんびりしています。オフの日は、気持ちを切り替えて仕事から離れることもとても大事だと思います。

Daughter

 娘をあまりにも愛したために、常につきまとい体罰と規則で縛り付ける母と、そんな母から抜け出したい娘の対立と葛藤が交差する、母と娘の物語。

監督:ク・へソン
出演者:ク・へソン シム・へジン ヒョン・スンミン ユン・ダギョン
制作:yesプロダクション
配給:アミューズ
2014年11月6日(木)より韓国公開

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