故エルヴィス・プレスリーの唯一の娘で、マイケル・ジャクソンの元妻、歌手・ソングライターとして活動したリサ・マリー・プレスリーさんが現地時間12日、亡くなった。母親のプリシラ・プレスリーさんの話として米メディアが報じた。54歳だった。

　リサー・マリーさんは、同日、米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の自宅で心停止状態で発見され、緊急搬送されたが、帰らぬ人となった。プリシラさんは声明で「彼女は私が知るなかで、最も情熱的で強く、愛にあふれた女性でした」とし、最愛の娘の死を悼んだ。

　2日前の現地時間10日にロサンゼルスで開催された「第80回ゴールデン・グローブ賞」には、プリシラさんと出席しており、映画『エルヴィス』でプレスリー役を演じたオースティン・バトラーが主演男優賞を受賞する姿を見守っていた。

　リサ・マリー・プレスリーさんは、1968年2月1日、米テネシー州メンフィス生まれ。楽曲「イディオット」「ダーティ ランドリー 」（2005）、マイケル ジャクソンの「ユー・アー・ナット・アローン」（1995年）のショートフィルムへの出演などで知られている。ダニー・キーオ、マイケル・ジャクソン、ニコラス・ケイジ、マイケル・ロックウッドとの結婚歴もあった。