シンガー・ソングライターの松任谷由実が書き下ろした、映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の主題歌のタイトルが、「夜明けの雲」に決定した。ヒットを記録した映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』のシリーズ第2弾となる同作。前作に引き続き主題歌を担当する松任谷は「前作とはアプローチを全く変えてみました」と、夫婦の絆と“大人の愛”を描く。

　『RAILWAYS』シリーズは、人生を鉄道になぞらえながら、鉄道にまつわる人々の人生の1コマに光をあてたドラマ。松任谷は、1弾目の主題歌「ダンスのように抱き寄せたい」との違いを「前作が歌の主人公たちの主観に入り込んでいるのに対して、『夜明けの雲』では少し俯瞰から見つめて、静かに、でも決して消えることのない愛情･･･、そんな大人の愛を綴っています」と紹介。長い歴史を誇る富山地方鉄道に42年間勤め、1ヵ月後に定年を迎える男と、男の人生を支えながらも、これからの自分の人生を再び見出そうとする妻＝1人の女性の物語のエンディングを、しっとりと歌い上げる。

　三浦友和、余貴美子らが出演する映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』は11月19日富山先行公開、12月3日より全国ロードショー。