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青山真治監督『東京公園』、ロカルノ映画祭コンペ部門出品へ

 青山真治監督の4年ぶり長編映画『東京公園』(公開中)が、8月3日〜13日にスイスで開催される『第64回ロカルノ国際映画祭』のグランプリ“金豹賞”の選考対象となるインターナショナル・コンペティション部門に出品されることが決まった。青山監督は「こんな世相から離れて、ただのんびりした日本映画を選んでくれるなんて、ただただ嬉しい」。主人公を演じた俳優の三浦春馬からも「独特の世界観が評価され、選んでいただいたことに、非常に嬉しく思います。観た後に優しい余韻に包まれるこの作品が、もっとたくさんの方に届くことを願っています」と喜びの声が届いた。

『第64回ロカルノ国際映画祭』に招待された三浦春馬主演映画『東京公園』 (C)2011「東京公園」製作委員会 

『第64回ロカルノ国際映画祭』に招待された三浦春馬主演映画『東京公園』 (C)2011「東京公園」製作委員会 

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 2000年に発表した『EUREKA ユリイカ』で、カンヌ国際映画祭「国際批評家連盟賞」と「エキュメニック賞」をW受賞するという快挙を成し遂げるなど、各地の国際映画祭で世界的に注目されている青山監督の作品。ロカルノ映画祭には、2000年の『路地へ 中上健次の残したフィルム』、2008年の短編映画『赤ずきん』、2009年に特集上映されたNHK朗読紀行『焼け跡のイエス』以来2年ぶり4回目の参加で、初めてインターナショナル・コンペティション部門に招待された。

 同映画祭での日本映画の主な受賞作は、2004年に市川凖監督『トニー滝谷』が準グランプリとなる“審査員特別賞”をはじめ3つの賞を独占。グランプリ“金豹賞”は、1970年に実相寺昭雄監督『無常』、2007年に小林政広監督『愛の予感』の2作品が受賞している。

 今回の作品は、光あふれる秋の東京の公園を舞台に、カメラマン志望の大学生・光司(三浦)、幼馴染みの富永(榮倉奈々)、義理の姉・美咲(小西真奈美)、子供と色々な公園に毎日通う美しい女性(井川遥)らの優しくも切実な想いが交差する感動のラブストーリー。青山監督は「いまでも海外でこういうものが受けいれられるのだと思うと、非常に勇気づけられます」とも話していた。

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  • 『第64回ロカルノ国際映画祭』に招待された三浦春馬主演映画『東京公園』 (C)2011「東京公園」製作委員会 
  • 『第64回ロカルノ国際映画祭』に招待された三浦春馬主演映画『東京公園』で監督を務めた青山真治氏 

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